ゲーマーズ! DAY5 亜玖璃と通信エラー (アニメ)

                 
ゲーマーズ! DAY5 亜玖璃と通信エラー (アニメ)
「運命の人すぎんだろうがよぉおおおおおおお!」
髪を切りイメチェンを果たした千秋だが、唯一の意見の相違のせいで景太との反りが合わず、仲は酷くなる一方だった。二人の仲をどうにか取り持とうとする祐は偶然、千秋と景太の運命的すぎる繋がりを知ることとなる。天啓を閃いた祐は彼ら二人とさらに花憐を誘い、ゲーム同好会を発足させたのだった。……それぞれがすれ違いの誤解を生み続けているとも知らずに。

ゲーム部ほどガチじゃなく、楽しむことを目的とした緩い集まりとしてのゲーム同好会立ち上げを考える上原。それはいいのだけれど、相対化させる対象としてのゲーム部の問題点と良さが作中でほとんど描写されず、天道可憐以外の部員も主人公たちと全く関わっていないのでどうにもしっくり来ない部分もある。

ただ、上原としてはゲームはどうでもよく、お互いが疑心暗鬼になるほどのラブコメ展開を自分でコントロールしようという思惑のようだ。確かに今回も目に余るほどのラブコメで、誰が誰を好きなのか視聴者としても混乱しそうになるし、これは人が人を好きになる有様とはそういうものだというメッセージが含まれていそうだが、それにしてもラブコメ一辺倒で全然ゲームをやっていないのは如何なものだろうか。
                 
        

ゲーマーズ! DAY4 天道花憐とスランプ・デイズ (アニメ)

                 
ゲーマーズ! DAY4 天道花憐とスランプ・デイズ (アニメ)
「これは私の人生を……再起を懸けた大勝負よ!」
天道花憐の朝は早い。運動と勉強をし、身支度を調えて学校へ。友達は多く、告白する男子も後を絶たない才色兼備。そんな彼女の心を乱しているのが、雨野景太という男子だった。ゲーム部での練習中もどこか上の空で、夢にまで見るほど彼のことが気になってしまっている。すべてがスランプ気味の彼女は、休日に景太と偶然遭遇。彼をゲームセンターに誘い、完璧な自分を取り戻すために勝負をしかける!

学園のアイドルである天道花憐の普通の女の子としての一面を描写している回。

他人の思い描いている理想の自分というものを見事に演じてみせる天道可憐のその素の姿とのギャップが面白く、その中でもラブレターがいつも下駄箱に入っているところだけはオチをあまりつけずにしっかりアピールすることで、天道可憐が天野景太という地味な存在に心をかき乱される様の異常さが強調され、実は普通の女の子という描き方をしている一連の流れをひっくり返して、普通の女の子だったらまず好きにならないであろう天野景太という存在を好きになれる天道可憐の凄さがユニークな手法で表現されていた。

更に面白いのは、そんな天道可憐の心を捉えて離さない天野景太の凄さは相変わらずよく分からないところだろうか。ただ、ゲームセンターでの一幕などから、地味で平凡に見えるが普通の男子とは違う部分が視聴者にも少し伝わってくるようなエピソードにはなっている。
                 
        

ゲーマーズ! DAY3 星ノ守千秋とすれ違い通信 (アニメ)

                 
ゲーマーズ! DAY3 星ノ守千秋とすれ違い通信 (アニメ)
「こちらの方と仲良くなりたくて、勇気を出してA組に来ました!」
一緒にゲームセンターへ行った日を境に、景太と祐は仲良くなり、フリーゲームの話題で盛り上がっていた。花憐から気に入られている雰囲気の景太だが、本人にはまったく自覚なし。祐はそんなぼっちの彼をレベルアップさせるため、ゲームが趣味でおとなしい女子――星ノ守千秋に話しかける、というクエストを課す。趣味が同じのぼっち女子とのフラグ成立! かと思いきや……!?

ソシャゲ仲間の女の子と仲良くなった主人公にヒロインが嫉妬し、イケメンの友達がそのソシャゲ仲間と仲良くなると今度はイケメンの彼女が嫉妬をする、というゲームじゃなくてラブコメばかりしてる回だった。ラブコメはいいのだが、男の側は嫉妬しないという非対称性と、ソシャゲ女の子が垢抜けて周囲から目を引く容貌になったことへの批評性が乏しく、陳腐さを感じる。
                 
        

ゲーマーズ! DAY2 上原祐と強くてニューゲーム (アニメ)

                 
ゲーマーズ! DAY2 上原祐と強くてニューゲーム (アニメ)
「雨野。その……お前って天道とどういう関係なわけ?」
学校一の美少女である花憐を泣かせてしまった一悶着のせいで、景太は悪目立ちしてクラスでも変な噂が出るようになってしまう。彼を傍目に見ていたリア充男子・上原祐は、その様子が気に入らなかった。しかし、放課後に祐は慣れない様子でゲームセンターをうろつく景太を見つけ、思わず一緒に格ゲーをしようと誘ってしまう。下手くそだがゲームを本気で楽しむ景太に、祐は親近感を抱き始めるのだが……。

主人公は学園のマドンナ的ポジションのヒロインに想いを寄せられているのだが、その主人公の、今回のエピソードの時点ではまだ友達の段階まで行っていないものの、そのうち悪友的ポジションに収まりそうな上原祐というキャラクターに彼女が存在しており、深夜アニメにありがちな登場する全ての”かわいい”女の子の想いと身体は主人公のものというハーレム的設定ではないことがアピールされていた。

上原は垢抜けたルックスで同性からも異性からも人気があるが、実は中学生の時に地味なガリ勉として周囲に馬鹿にされていたという過去を抱えていて、そのあたりの「過去の自分」にまだ囚われているからこそ、地味でゲームが好きというところぐらいしか取り柄のない主人公へ親近感を覚える。実際、自分の彼女については中学生時代から自分のことを想っていてくれたことと自分と同じように地味な存在だったことが分かると、惚れるようになるのだから、本当は地味な自分に戻りたいのかもしれないが、そうするのはなかなか難しい、他人の視線を気にして生きていかなければならない社会の息苦しさが表現されたエピソードになっていた。だからこそ、マイペースな主人公に上原は輝きを見出したのだろう。
                 
        

ゲーマーズ! DAY1 雨野景太と導かれし者達 (アニメ)

                 
ゲーマーズ! DAY1 雨野景太と導かれし者達 (アニメ)
「私に付き合って、ゲーム部に入ってみない?」
趣味はゲーム。それ以外は特に特徴のないモブキャラぼっち高校生、雨野景太。彼がいつものようにゲームショップで格安ゲームを漁っていると、学校で一番の美少女・天道花憐から突然ゲーム部へ誘われた。これまでの地味で友達ゼロの高校生活が一変、選ばれしギャルゲ主人公のようなラブコメが始まる……と思いきや、ゲーム部部員はガチゲーマーばかりだった!

地味な人間にありちがちなゲームが趣味の主人公が美少女にゲーム部に誘われて少し舞い上がるが、緊張と警戒心から断ってしまう。主人公の気持ちは分かる。手の届かない美少女と距離を縮めてもいいことなんてあまりないもの。美人からすれば自分のルックスのせいで却って距離を置かれるのだからなかなか辛いところなのだろうが。ゲーム部自体も主人公のように浅く広くプレイしてゲームを楽しんでいるそこらへんに転がっているオタクというよりは、競技性の高いゲームへストイックに挑むeスポーツプレイヤー的なタイプばかりだったので、自分が入ってもついていけないだろうと判断したのもう頷ける。その上で入部を断ったことの後悔する気持ちに囚われ続ける点も含めて。
                 
    
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