新テニスの王子様20巻

                 
新テニスの王子様20巻 新テニスの王子様 20 (ジャンプコミックス)

・幸村と真田の立海ナンバー1とナンバー2のダブルスが実現。しかし、常勝であった元王者の立海最強コンビでもアウェイの国際戦は緊張するのか、雰囲気に呑まれてしまう。

・そんな二人を奮い立たせたのが、まさかの国歌・君が代。いや、まさかといったら失礼だけど、マンガでそれをやるかという意外性と君が代を聞いて燃える二人の姿に若干の違和感はあった。君が代については国を背負っていることの誇りを強調し、奮い立たせているのだろうけども。

・それに比べると、試合は真田が曲がるかめはめ波みたいな打球を1段ではなく、2段も曲げるという、今更2段曲げようが3段曲げようが驚かないよという感じの陳腐なインフレ展開でオーストラリア代表に勝利しており、まるで意外性がなかったのは残念。

・試合よりも圧巻だったのは巻末。跡部と同じクラスになりたいと応募した読者の名前を全員分掲載しているのだが、それが実に50ページ以上に渡っている。自分の名前が載っている主に女性読者にとってはたまらないサービスなのかもしれないが、跡部は好きでも企画とは無関係で興味がない自分にとっては全く意味がない50ページであった。ただ、批判を覚悟でこういうことが出来る許斐先生と集英社の編集部による今後の新テニスの展開にはもう少し期待してみたくなる。
                 
        

新テニスの王子様19巻

                 
新テニスの王子様 19 (ジャンプコミックス)新テニスの王子様 19 (ジャンプコミックス)

・大石、顔面にボールをぶつけられて負傷してしまう。やはり大石が足を引っ張って負けてしまうのかと思いきや、国を背負う重みを噛み締め、覚悟を見せた大石に対してヘラクレスが動揺する。ヘラクレス先輩は優しかった!? よくわからないまま、大石・越智が大事な初戦で見事に勝利を収める。

・第2試合は処刑人遠野と切原赤也の凶悪コンビが登場。序盤こそ試合を優位に進めるが、ギリシャの兄弟ペアも実は処刑人の末裔だったということが判明すると、ブルった遠野がボコボコにされ、ギリシャの巻き返しを許すことになる。だが、最後は遠野の意地にお膳立てされたところをデビル赤也のプレーでトドメを刺して日本の勝利。赤也が何の役に立っているのか不明。

・第3試合はシングルス。白石が出場予定だったが、ギリシャのエースであるゼウスに対峙すると蛇に睨まれた蛙のようになってしまい、見ていられなくなった種ヶ島先輩が代わりに出場。ゼウスの不思議な力に試合をコントロールされてしまうが、種ヶ島先輩がペットボトルのキャップを手に握ったまま打つとどこに飛ぶかゼウス様ですら予測不能になるという謎理論で日本の勝利。結局、3-0で日本がギリシャに完勝してみせる。

・ギリシャ戦を終えた日本の次の相手はオーストラリア。世界2位のスイスを破るというダークホースぶりを見せつけるが、どうせスイスが本気出してなかったとかいうオチなんだろうなあとローテンションのままオーダーを見ると、鬼先輩の他にズラリと並んだ名前が幸村・真田・遠山・仁王・不二・跡部と中学生オールスターとも呼べそうなものになっていてテンションが上がってくる。

・第1試合は真田と幸村のダブルス。幸村のセリフから2年ぶりにこの二人によるダブルスが組まれたであろうことが分かる。
                 
        

新テニスの王子様18巻

                 
新テニスの王子様 18 (ジャンプコミックス)新テニスの王子様 18 (ジャンプコミックス)

謎の遠山回想シーンから入って、W杯本戦がスタート。対戦国はギリシャで、日本は1試合目に越智先輩と大石のペアを出す。俺なんかが代表でいいのだろうかという劣等感や重圧から大石は本来の実力を出しきれずに越智の足を引っ張ってしまうが、やがて越智に導かれるように平常心を取り戻し、ギリシャチーム相手に優勢に試合を進めていく。しかし、平常心を保とうと努める大石をギリシャの選手がおもいっきりぶっ飛ばす(テニスで)。試合は全体的に地味だったけれど、大石の場違い感は巧みに演出されており、読者としても頷けるもので面白かった。
                 
        

新テニスの王子様17巻

                 
新テニスの王子様 17 (ジャンプコミックスDIGITAL)新テニスの王子様 17 (ジャンプコミックスDIGITAL)

・五感を奪われた幸村が復活し、徳川との間でシンクロの上位版のような能力共鳴(ハウリング)を起こしながらドイツに対して追い上げをみせるが、最後はやはり地力の差で負けてしまう。結局、プレW杯は1-2でドイツに敗れてしまった日本。巻き返しにはあの男が必要だということで、跡部様が登場するも、まさかのイングランドユニ。跡部がイングランド代表に? 本当にテニスに国境(節操)はねえなと思っていたらそれはミスリードでたまたま借りた服だったしい。

・というわけで、跡部は日本代表に復帰。W杯本番も始まる。そして、もう終わったプレイヤーだと思っていた入江がまさかの俺は本気出してなかった的な展開。どうやら入江復活になりそうだが、やっぱり入江なんで高校生メンバーの貴重なかませ枠としての活躍をみせるのだろう。これで本部が強くて何が悪いのバキよろしく、入江がとんでもない進化を見せたら面白そうでもあるが。
                 
        

新テニスの王子様16巻

                 
新テニスの王子様 16 (ジャンプコミックスDIGITAL)新テニスの王子様 16 (ジャンプコミックスDIGITAL)

・不二・デュークで1試合目を取った日本代表は、第2試合に跡部と入江を出す。一方のドイツ代表はQ・P(Quality of Perfect)というドイツ代表でたぶん一番強いプレイヤーと手塚のペア。これじゃ跡部と入江では苦しいかなと思いながらページをめくっているとあっという間に跡部は負けてしまい、修行の旅に出ることに。なんでも彼にはまだ進化が残されているらしい。やっぱり跡部様は人気投票1位ですからね。大幅パワーアップして帰ってくるために必要な負けという少年漫画の王道だったんですよ。ついていけなかったままの入江はこれを最後に消えていきそう。

・3試合目は徳川と幸村ペア。ドイツは主将でプロテニスプレイヤーのボルクが登場。相変わらず徳川のブラックホールが蓮コラやカエルの卵に見えてえぐい。1ゲームを先取するものの、五感を奪ったつもりの幸村が逆に奪われてしまい、大ピンチに。
                 
        

新テニスの王子様15巻

                 
新テニスの王子様 15 (ジャンプコミックス)新テニスの王子様 15 (ジャンプコミックス)

・中学生と高校生のダブルスという趣向のゲームから始まった国際大会。日本はいきなり手塚のいるドイツ代表と対戦。それを引き当てたのが大石で、それも含めて大石が中学代表チームのいじられ役になっていた。

・一組目のダブルスはデュークと不二ペア。守りのスタイルから攻めのスタイルにチェンジした、新しい不二が披露される。デュークは元フランス代表だったが平等院に惚れて日本代表になったというエピソードが描かれていたが、試合でやっていることはドイツの中学生をホームランで吹っ飛ばしたぐらいだった。不二・デュークが1戦目を勝利。
                 
        

新テニスの王子様14巻

                 
新テニスの王子様 14 (ジャンプコミックス)新テニスの王子様 14 (ジャンプコミックス)

・U-17日本代表は高校生代表チームと中学生代表チームに分けられる。中学生チーム、キャプテンが跡部で幸村・真田・不二あたりは分かるのだが、千石や菊丸が落ちて大石が受かっているのが不思議ではある。ま、このメンバーから更に絞り込みが行われるんだろうけど。この時点で乾と柳の二人ともが落ちているのが個人的には残念だった。最終的には高校代表を中学代表が下して、U-17日本代表は完全に中学生だけになるのだろうか。

・なお、日本の中学生代表に選ばれたリョーマは兄にそそのかされるままにアメリカ代表の座を掴みとっていた。一方、手塚はドイツ代表か? となっている。作品の今後を考えるとリョーマと手塚の壁を他のキャラが超えていく展開の方が面白そうではある。
                 
        

新テニスの王子様13巻

                 
新テニスの王子様 13 (ジャンプコミックスDIGITAL)新テニスの王子様 13 (ジャンプコミックスDIGITAL)

・テニスはただのスポーツではなくて戦争なんだと言わんばかりに徳川と平等院の殺し合いのようなバトルを見せられる。試合は平等院が勝つが徳川の敗因は前日にリョーマをかばった時の怪我となっていて玉虫色の決着がつけられている。しかし、まさかの展開なのはここからでリョーマが自分を庇った徳川のために樺地と同じ行為に出て、合宿所からの退所を命じられてしまう。許斐先生、合宿編を描くのにもう飽きてきたんだろうか。負けた徳川もまた出番が来るんだろうが、ブラックホールの演出が蓮コラっぽく見えて個人的にはきついので複雑な気持ちではある。しかし、中学生で勝ったのがまさか跡部と仁王のペアだけで他全部負けで終わるとは……。不二とかは何やってたんだ?

・合宿から帰ってきたリョーマは桜乃とデートを楽しむ。久しぶりに桜乃見たー。この子、少女漫画の主人公みたいなキャラクターだけど、同性から人気なさそう。
                 
        

新テニスの王子様12巻

                 
新テニスの王子様 12 (ジャンプコミックスDIGITAL)新テニスの王子様 12 (ジャンプコミックスDIGITAL)

・真田、必死にボールを曲げるもあっさりと負ける。敵の種子島とか言う奴は鬼先輩がこの合宿で唯一勝てなかった相手なんだとか。え、それ鬼ってやっぱり大したことないんじゃないですか。結局あれだけ導入部で思わせぶりに描いておいていざ試合が始まると亜久津の存在感は最後までいまいちパッとしないままだった。

・で、次の試合が何故か徳川(高校生)と平等院(高校生)。あと裏でリョーマとリョーガの兄弟愛みたいなこと描かれていた。
                 
        

新テニスの王子様11巻

                 
新テニスの王子様 11 (ジャンプコミックスDIGITAL)新テニスの王子様 11 (ジャンプコミックスDIGITAL)

・鬼と遠山の試合は鬼の勝ち。遠山が天衣無縫に目覚めるけど、鬼も天衣無縫を使ってみせる。まさにスーパーサイヤ人のバーゲンセール状態。この遠山についても作者はそろそろ持て余しているのかも。実は高校生の中で実力ナンバーワンなのは平等院ではなくて鬼なんじゃないかということでフォローされていたけれど。

・次の試合には真田と亜久津のダブルスが登場。試合前は亜久津絡みのエピソードで盛り上げておいて、いざ試合が始まると真田が一人でピンチに陥って一人でピンチを打開しているのだが、亜久津の出番は来るのだろうか。これまでのパターンだと亜久津は潜在能力の高さを見せるものの、真田のために体を張りすぎてボロボロになり、試合には勝つが選抜からはリタイアというところで落ち着きそうな気がする。ここで真田を落として見せたら許斐先生、大したもんだと思いますけども。
                 
        

新テニスの王子様10巻

                 
新テニスの王子様 10 (ジャンプコミックスDIGITAL)新テニスの王子様 10 (ジャンプコミックスDIGITAL)

・木手と丸井のダブルスは予想通り高校生ペアが勝つが、木手が試合前に交渉人と交渉していたように丸井も実は交渉していて最後には処刑人の弱点をついて破壊する。その甲斐あってか、丸井については処刑人のバッジを手に入れた模様。でも、交渉人、処刑人、丸井、木手の4人中で一番強かったのが処刑人だったと思うけど……。

・次の試合は鬼先輩と遠山。成長した遠山と鬼先輩の白熱した試合の中、鬼はコワモテだけど、実は心優しい青年だったというベタな設定で回想に入っていく。その鬼は高校1年の時に今のNo.1である平等院鳳凰と出会い、彼に勝っていた。鬼と初対面の時の平等院は今と違って老けてなかったので、鬼と対戦すると老化してしまうとかいう能力なんだろうか。要するに成長を促すということで平等院は促進され過ぎたということなのかもしれない。遠山がそうなったら面白そうだけど。遠山って西のルーキーとしてリョーマの一番のライバルになるというような感じで颯爽と現れた割にはその後は作者が持て余してしまったのかいまひとつパッとしないのでここらでいいところを見せて欲しいものです。
                 
        

新テニスの王子様9巻

                 
新テニスの王子様 9 (ジャンプコミックス)新テニスの王子様 9 (ジャンプコミックス)

・跡部と仁王のペアは仁王が限界を迎えながらも越前リョーマにイリュージョンしたり、最後には跡部になりきって同調したりと色々見せ場を作って跡部ペアの勝ち。ただ、仁王はリハビリコースで、跡部を助けようとした樺地も合宿場から退場ということで、やはり一気にキャラが絞られている感じがある。仁王は良いキャラなだけに勿体無いし、樺地は一応ナンバーバッジ獲得しているから残酷な気もするが、今後の展開を考えるとやむを得ないのだろう。むしろ出番が無いまま落ちていく奴が出てくるかと思うとそっちの方が可哀想ではある。次期青学主将の海堂は大丈夫なんだろうか。

・次の試合は丸井ブン太と木手永四郎のダブルス。天才肌の丸井のプレーで当初は試合を優勢に進めていくが、途中で木手が裏切る。丸井の前からは敵が球をぶつけようとしてきて、それを避けても後ろから木手に狙い打たれて丸井がボコボコにされていくというまさかの1対3の展開は今までのテニスの王子様の中で一番笑わせてもらったかもしれない。ていうか、これ樺地より木手の方が落とされるべきではないのか。たぶん、勝っても神の手によって落とされちゃうんだろうなあ。そもそも勝てなさそうな気がするけど。根拠、地味だから。
                 
        

新テニスの王子様8巻

                 
新テニスの王子様 8 (ジャンプコミックスDIGITAL)新テニスの王子様 8 (ジャンプコミックスDIGITAL)

・リョーマの兄貴として越前リョーガが登場。え、リョーマに兄なんていたのか。で、お約束のように高校生ナンバー。

・意外だったのは鬼がナンバー5として中学生の前に立ちはだかるという展開。桃城は単なるかませではなかったのだ。一体、鬼先輩の何がそんなに許斐先生を惹きつけるのかと気になったが、使い捨ての高校生キャラがどれもいまいちな魅力だからなあ。今まで中学生側にいた鬼を今度は敵として利用するのは中学選抜のかつてはライバル今は味方の逆をやっていることも含めて良いアイディアだと思う。

・中学選抜と高校選抜の1試合目は跡部・仁王と氷帝・立海のOB。立海OB曰く立海ビッグ3は幸村・真田・柳といわれていたようだが、作品を盛り上げる立海ビッグ3は仁王と真田と柳だと思う。仁王のイリュージョン(コピー)で手塚に変身して跡部と擬似的に夢のダブルスを組んで戦う展開は本物の手塚じゃない分、思い切った事が出来るので作者も楽しいのではないだろうか。跡部は氷帝OBに睨まれてだけでミス連発で苦戦を強いられ、仁王も手塚ファントムのやり過ぎなので満身創痍になったところに、樺地(本物)が跡部の危機を救う。ルール違反だが、ポイントは認められる。しかし、樺地は合宿からの退場を命じられてしまう。これ、そろそろ本格的に今後に採用するキャラを絞ってくるのだろうか。実際、仁王が樺地出来ちゃうなら本物の樺地あんまりいらないしな……。でも、樺地が最後に見せた跡部への忠誠、なかなか良かったと思う。ていうか、樺地って絶対軽度の知的障害か何かだろう。跡部は樺地の人生に責任を負うべきだと思うし、腐女子もそれを応援するべき。
                 
        

新テニスの王子様7巻

                 
新テニスの王子様 7 (ジャンプコミックスDIGITAL)新テニスの王子様 7 (ジャンプコミックスDIGITAL)

・負け組が革命を起こしてナンバーバッジを高校生から奪取する。河村と樺地までちゃっかり手に入れてるのだが、お前ら全然かなわなかっただろ。自分で勝手に照明落として高校生を助けただけ。でも、よく考えたらこの世界ではそれも立派な必殺技なのかもしれない。

・勝ち組では幸村がナンバーバッジを手に入れる。負け組がバッジ取って幸村が手に入れられないわけがないよね。

・試合はテンポよく進み、趣向が凝らされていてなかなか面白かったと思う。もうどこかで見たことあるネタばかりと思っていたから、仁王の双子コピーで三つ子ちゃんになっちゃうとかのギミックには唸らされた。それと柳が兄貴との対決でテータテニスを捨てて食らいつき、後を乾が引き継いで戦う演出もなかなか熱くなれて良かった。

・ただなんかもう、高校生キャラがほとんど捨てキャラみたいな感じになってしまっているのは仕方ないとはいえ、いたたまれない気持ちになってくる。

・中学生もやるじゃんということで、日本代表を賭けての入れ替え戦が行われることに。No.1バッジをつけている平等院鳳凰が早くもラスボス感を出して威圧してくるが、それが逆に小物っぽい。
                 
        

新テニスの王子様6巻

                 
新テニスの王子様 6 (ジャンプコミックスDIGITAL)新テニスの王子様 6 (ジャンプコミックスDIGITAL)

・負け組中学生達は革命を起こせるのか。帰ってきたリョーマ達は合宿に合流し、枕投げをするなどして勝ち組中学生達と再び絆を深めていく。

・そして、その翌日には新たなライバルとして、海外遠征に出ていた1軍の高校生達が合宿所に帰ってくる。彼らはそれぞれナンバーが付いており、それで序列がつけられているようだ。1軍の力は合宿所に残った2軍の高校生達を圧倒するもので、跡部と死闘を繰り広げた入江ですら、軽くいなされてしまう。という、少年漫画にありがちな青天井のインフレーション的展開。

・入れ替え戦で勝ち組中学生を散々苦しめてきた2軍の高校生達がナンバー高校生にボコボコにされるなか、革命軍(負け組中学生)がナンバーに挑む。河村・樺地や忍足・桃城、仁王・大石などの一風変わったダブルスの組み合わせが面白い。特に仁王のコピー能力「イリュージョン」によって菊丸に化け、大石との黄金ペアを擬似的に再現してみせるところは魅せてくれる。他、柳が兄弟対決? をしたり、唯一高校生2軍チームから選抜された幸村が高校生ナンバーと戦う。しかし、どれも2軍の高校生達より善戦をしているとはいえ、苦戦を強いられていた。今後の展開への繋ぎとして今回は負けてもらうということだろうか。幸村だけはきっちり勝ってきそうな気もするが、圧倒的過ぎてもまた手塚ポジションになっちゃうしなあ。でも、人気投票の順位も高いし、ここは一人だけ花を持たせてもらえるような気も。
                 
        

新テニスの王子様5巻

                 
新テニスの王子様 5 (ジャンプコミックスDIGITAL)新テニスの王子様 5 (ジャンプコミックスDIGITAL)

・3番コートの高校生選抜と5番コートの中学生選抜による入れ替え戦の後半。

・手塚と大和の試合は手塚が天衣無縫に目覚めて、大和を下す。そこまで強くなってしまった手塚はやはり「新」でも圧倒的で、作者も持て余す存在なのか、結局プロになるために合宿を抜けて海外へ行くことになるようだ。一方、大和についてもこれが引退試合であることが述べられていた。大和はビジュアルが垢抜けすぎてテニプリの世界では逆にインパクトのない平凡な印象だったが、中学生の時のメガネをかけたキャラはなかなか野暮ったい乾っぽさがあるビジュアルだった。小さかった手塚もそうだが、2年の間に大きく変化しているのは、この時期の青少年にとってリアルでもあるし、示唆に富んでもいる。

・次の試合は、橘・千歳の九州二翼が登場。が、手塚が海外に行く前にと不二が挑んだ試合について描写されている間にあっさりと終わってしまっていた。負け。結果も扱いもローカル扱いで可哀想。

・そして、トリに出てくる我らの跡部様。対戦相手は3番コート以上の実力があるという入江。こちらは流石圧倒的人気投票1位だけあって扱いも別格。試合中に相手の骨まで透視して弱いところを徹底的につくという跡部王国が完成するのだが、そこまでして弱点をつくしかないというところに跡部のコンプレックスが表れていたし、それまでの過程もたっぷり楽しませてくれる。試合の結果は両者痛み分けとなるノーゲームになるが、手塚と対照的に負けることや泥に塗れることが可能なキャラクターは跡部の主人公ぶりに拍車をかけていた。この後、鬼が勝って5番コートが3番コートと入れ替わることとなる。

・とうとう、中学生が3番まで上がってきた。と思ったら、リョーマ達敗者組が現れて2番は俺達があっさり倒してきたんで、新しい2番コートは俺たちでいいっすねとなって華麗にオチがつけられる。
                 
        

新テニスの王子様4巻

                 
新テニスの王子様 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)新テニスの王子様 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)

・前回は負け組の話だったが、今回は勝ち組の話。中学生どうしの潰し合いで勝って合宿に残ることが出来た中学生たちは高校生達のナンバーコートで躍進を続けていた。既に5番と6番のコートについては鬼以外は全員中学生という状況になっており、とうとう入江率いる3番コートと鬼が率いる5番コートの入れ替え戦が行われることになる。ややご都合主義的な展開だが、それがテンポを良くしているし、如何にも少年漫画チックな燃える展開に持ってくるところは流石。トリに登場するであろうは我らが跡部様で入江とやる予定になっているのだから、作者の粋な計らいというか、人気投票の結果とそれを受けての編集の意向に逆らえなかった大人の事情のようなものを感じた。

・1試合目はリリアデント蔵兎座。見せ場みたいなものを作るが、善戦むなしく負ける。ぶっちゃけ、かませでしたね。

・2試合目は白石と切原ペアによるダブルス。切原赤也が天使化からの悪魔化というよくわからん展開で勝利。切原ってどのへんの層に受けているんだろう。どちらかというと不二の上を行く存在としての白石の方にスポットを当てた方が面白そうなんだが。

・そして、3試合目は手塚。相手は大和。手塚が1年の時の青学の部長で、やはり手塚と同様に部のために自分を犠牲にしてきた過去があるという設定。そんな大和だからこそ、手塚には自分のために戦って欲しいというメッセージを送る。ちょっと地味になった幸村みたいな技を使う大和だが、それに対してボールが勝手にコート外に出ていく手塚ファントムとかいう超絶技で返す手塚とではやはり格が違うように映るのは、全国優勝に導けた部長とそうでない部長の差として意図的に演出しているのだろうか。であるからこそ、大和のメッセージが重みを増してくるのかもしれないが。
                 
        

新テニスの王子様3巻

                 
新テニスの王子様 3 (ジャンプコミックスDIGITAL)新テニスの王子様 3 (ジャンプコミックスDIGITAL)

・敗者復活編。負け組達が革命を起こすために切り立った山の上でありえないような過酷というか無茶苦茶なトレーニングメニューをこなす。さながら修行編。さすが少年漫画。これでこそジャンプ漫画といったところ。

・見どころは乾と柳のダブルスで高校生達を薙ぎ払っていくところ。他、田仁志がそのキャラを活かして笑いを誘ってくれるなど敗者組の魅力をたっぷりとアピールしてくる。やっぱりキャラ数絞った方が面白い気がする。組み合わせも色々楽しめそうだし。

・巻末の人気投票では相変わらず圧倒的な差をつけて跡部が1位。そんな跡部様、敗者組にこそ必要だろうと思う。その抱えているコンプレックスも跡部の魅力だと考えると、やっぱり跡部は土にまみれて這い上がってくる敗者組で良かったのではないかと。それで真田あたりと組んでダブルスやって欲しかったなあ。
                 
        

新テニスの王子様2巻

                 
新テニスの王子様 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)新テニスの王子様 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)

・中学生同士の潰し合い。やっぱり中学生同士の戦いの方が高校生との戦いより面白いのかー? となるぐらい、桃城と鬼先輩(あるいは越前と徳川、遠山と鬼)との試合より盛り上がる。真田VS幸村や、手塚と跡部、それぞれの後輩と母校への想いを乗せたシーンなど、どれも見応えがある。海堂の姿を見るととても青学を2連覇に導けるとは思えないのだが……。

・リリアデント・蔵兎座とリチャード・坂田の(元?)外国人対決では1コマで坂田が磔にされるなどギャグ漫画としての冴えも健在。

・ちゃっかり千石が桃城と組んでいて、不戦勝を取っているなど、各キャラクターのツボを作者の許斐先生がきっちりと押さえていて、短い尺の中で巧みに表現されていると思った。

・でも、この漫画で一番面白いのは本気の対決の中で生まれるトンデモ技のはず。そういう意味では今回はまだぬるかったかな、と。

・勝った者達は高校生合宿に残り、負けた者達はバスで帰らされる。だが、負けた者達にもどうやらチャンスが与えられそうで、とううところで今回は終了。悪くない展開だけど、ある程度はキャラ絞った方がいいんじゃないですかね。
                 
        

新テニスの王子様1巻

                 
新テニスの王子様 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)新テニスの王子様 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

・あのテニスの王子様が帰ってきた。クールテニスガイ・越前リョーマが今回は「高校生」の日本代表合宿に混じって大暴れ!

・本巻ではまず中学生達がどれだけ人間離れした奴らなのか見せつけつつも、新たなライバルとなる高校生たちについても桃城を生け贄にしてその凄さの一端を読者に分からせてくれる。でも、パワー対決なら桃城よりやっぱ他に適任がいたんじゃないですかね。

・その後は二人一組を作ることを指示されるのでダブルス戦が行われるかとおもいきやそのペア同士でシングルスを行い、負けた方は合宿脱落となる過酷なサバイバルマッチ。これがクライマックスで、大石と菊丸がシングルスで戦ったりと各校の黄金ペアが潰し合うところはなかなか見応えがある。手塚は後に新部長に指名される(予定)の海堂と組んでいたが、そういう役どころ、海堂にふさわしいポジションなのかもしれない……。

・巻末に人気投票ランキングの結果が載っていたが、跡部が2位の幸村にダブルスコアをつけての圧倒的な1位であった。これは新シリーズでは跡部主人公ありえるか?
                 
    
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