ベン・トー 第12話「国産うなぎ弁当 790kcal」 (アニメ)

                 

土用の丑の日。いまだに体調がすぐれない槍水を置いて佐藤はスーパーへと向かっていく。著莪は二階堂から「オルトロス」がなぜ半額弁当争奪戦から手を引いていたのかを聞き、スーパーへ向かう。そして「オルトロス」の沢桔姉妹とその天敵である「ヘラクレスの棍棒」もスーパーへと向かう。狼たちそれぞれの思いをのせて半額になった「国産うなぎ弁当」をかけて戦いの火蓋が落とされる。

いよいよ、ベン・トー最終話。土用の丑の日にスーパーでうなぎ弁当をかけて狼達が争う。
オルトロスとの決戦でもあるのだが、オルトロスの目の前に天敵であるヘラクレスの棍棒が現れ、対オルトロス用の策を披露する。それは、オルトロスとは争わず、彼女たちには好きな弁当を取らせて、その後で自分たちだけで戦おうという狼同士の示し合わせだった。
狼として戦うことをさせてもらえず、自分達の存在を打ち砕かれたオルトロス。

これは、ダンドーと猟犬郡のエピソードを伏線として利用した仕掛けであり、この作品では、狼として取った半額弁当こそが「食事」であり、戦いがないところには「生」がないという比喩的な設定の物語であるのが前提になっているのだが、テーマまで丸々と既にダンドーと猟犬郡でやったものをまた引っ張りだして使いまわしているだけに、結果的には、佐藤と槍水のコンビとオルトロスとの対決に水が差された格好になっていて、不完全燃焼の終わり方になってしまったのが残念だった。

この作品は、設定はとてもユニークで面白かったし、フレーズなどにもセンスを感じさせたのだけど、熱く盛り上げておいて、いいところで描写を雑にして一気に熱を冷まして味わいを淡白にしてしまうという繰り返しだったのが惜しい。その時その時で安直にお色気やキャラに頼ってばかりで、物語に背景と深みを感じさせず、これから面白くなるはずなのにというところで、既に作中の空気からは息切れしているのを感じてしまったのが辛かった。

それでも、またいつか、狼たちの咆哮が上がることを期待してます!
                 
        

ベン・トー 第11話「ポカリスエット 125kcal」 (アニメ)

                 

沢桔姉妹に佐藤と槍水は敗北してしまう。佐藤は次の日登校をすると、槍水が学校を休んでいることを知り、放課後心配になってお見舞いに向かう。そこには熱をだした槍水がいた。体調を崩しつつも、槍水はリベンジするために土用の丑の日に出る特別うなぎ弁当を出すスーパーを佐藤に伝え、沢桔姉妹への伝言を頼んだ。

沢桔姉妹に敗れた槍水と佐藤。彼らは再びオルトロスと戦うことを決意する。しかし、槍水が熱を出して、体調がすぐれない。更に、オルトロスよりも強い奴がいるらしくて……? という、対沢桔姉妹への準備回かと思いきや、沢桔姉妹よりも強い奴の存在を示して、視聴者の興味関心を他へ逸らそうとするよくわからない回になっていた。
いつかは沢桔姉妹より強いライバルは現れるだろうが、佐藤と二階堂がタッグを組んでオルトロスと戦うが再び敗れてしまうところまではバトル物として沢桔姉妹との最終決戦への盛り上がりをうまく演出していたと思うだけに、このタイミングでオルトロスを駆逐する「ヘラクレスの棍棒」の存在が出てしまうのは、ちょっと意外だった。
                 
        

ベン・トー 第10話「それは昔祖母の家で食べた温かで優しい味わい。心にも体にも優しい和の料理。梅とちりめんじゃこご飯と季節の野菜たっぷりの煮物弁当 480kcal」 (アニメ)

                 

著莪は二階堂から東区の名だたる狼を倒してまわっているという正体不明の狼「オルトロス」の噂とその目的を聞く。そんな中で退院したての佐藤は復帰戦として強豪があまりいないスーパーを槍水に提案される。久しぶりの半額弁当争奪戦にやる気を出してスーパーに向かう佐藤の元に沢桔姉妹が現れた。

とうとう沢桔姉妹との対決だああああああ。
あのモナークがあっけなく倒されてしまう。バトル物のお約束のように噛ませ犬になってしまわれたモナーク。彼を倒したのは一体、何者? 二つ名はオルトロス。正体はもちろん、沢桔姉妹。

構成は悪くないのだけど、引きが効いておらず、オルトロスの正体が沢桔姉妹だと判明した時の衝撃度が弱い。そこからの繋ぎ方もやや大雑把で盛り上がりに欠けていたように感じた。視点を登場人物ではなく、どうせわかってるでしょと視聴者の方に合わせ過ぎた甘えた作りになっていた点にがっかりさせられたが、それでも、圧倒的な力を見せつけてくれた沢桔姉妹の登場は作品に大きな熱を与えており、次回以降の展開が気になるところだ。

前回、あんなにだらだらやった白梅と白粉の絡みは今回には活かされず。あれは何かの伏線なのか。それとも何もないまま終わるのか……。
                 
        

ベン・トー 第9話「西洋和風幕の内詰め合わせ重 2910kcalとほっこりおかゆ弁当 340kcal」 (アニメ)

                 

あせびは佐藤のためにお手製弁当を作ってあげることにした。そのお弁当の壮絶な味に汗をかきながら食べている佐藤、そんな佐藤をみてにやけている白粉やHP(ハーフプライサー)同好会の面々。一方で白梅は沢桔姉妹が待つ丸富大学付属高校の生徒会室に赴いていた。沢桔姉妹は白梅に対して「ある要求」をするが、逆に白梅も沢桔姉妹に「ある要求」を行う。

いよいよ沢桔姉妹との対決か、と思いきや、1話まるまる白梅と白粉の絡みを見せられる。
白梅の白粉への想いの強さと、そこからくる佐藤(主人公)への暴力衝動が表現されているのだが、目新しさはなく、今までのエピソードでスパイス的に使われていたシーンを無理に薄く伸ばしただけになっていたのが残念だった。もっと白梅というキャラクターの背景や魅力について掘り下げた、濃密な描写のある回にして欲しかったところだ。
視聴者である我々にすら魅力がわかりにくいのが白梅の不器用なところであり、魅力でもあるということなのかもしれないが……。
                 
        

ベン・トー 第8話「たっぷりニラハンバーグ弁当 765kcal」 (アニメ)

                 

丸富大学付属高校の生徒会長の沢桔梗とその双子の妹で副会長の沢桔鏡。二人は他の生徒会メンバーがいない生徒会室で、意味深なため息をついていた。一方でHP(ハーフプライサー)同好会の元に著莪・あせびが遊びに来ていた。セガサターンの「バーチャファイター2」で槍水は著莪、あせびに負け、そして佐藤にまで負けてしまった槍水はセガサターンを持ち上げ窓の外に向かって・・・。

槍水が感情のままに投げ捨てたセガサターンを追って部室棟の5階から飛び降りた主人公は入院することになってしまう。包帯でぐるぐる巻きにされた主人公に忍び寄る怪しい二つの影。それは、新ライバル?

沢桔姉妹が本格的に登場。コメディタッチとお色気のテイストの中で、まるまる一話、彼女たちの紹介で費やされており、双子の彼女達の個性を存分にアピールした回になっている。これだけの前振りをしたのだから、彼女達が今後の展開の中心になっていくのだろう。

キャラがよく立っていて、掛け合い漫才のような姉妹のやりとりも面白かったし、そこに息を吹き込む、田村ゆかり(沢桔梗)と堀江由衣(沢桔鏡)の演技力も素晴らしく、モナークの時と違って、これからの話の盛り上がりに期待できる新キャラクターだった。
                 
        

ベン・トー 第7話「オムっぱい弁当 752kcalとロコもっこり弁当 1100kcal」 (アニメ)

                 

著莪が手に入れた屋内プール施設「むっちゃハワイやんパーク」の招待券を持って、遊びに行くことになった佐藤・槍水・白粉・著莪・松葉の5名。別で声をかけられていた二階堂も含めみんなでプールを満喫していた。そんな中、このプール施設でも半額弁当が売られることを知り、集まってきた茶髪たちと共に半額弁当を求めて争うことになる。

オムっぱいとロコもっこりというネーミングのセンスがこのアニメをよく表していると思う。
夏とプールと水着のサービス回だが、かわいい女の子に囲まれて、その女の子達に表面的には手荒く接せられるものの、実は慕われていて美味しい思いを繰り返す熱血的な主人公という、ありがちな萌え路線のようでありながら、下ネタや心情のやりとりの仕方やエロの見せ方が古臭いというか、90年代を彷彿とさせるようなちょっと懐かしさのある馬鹿さ加減をやたら熱く貫いているのがこの作品の魅力だと感じた。

前回でモナーク編が一段落したということか、次回以降の展開に大きく影響を与えてきそうな新キャラクターなどが出てきて、ところどころに伏線が張られているが、基本的には、オムっぱい、ロコもっこりな回。
                 
        

ベン・トー 第6話「特製ザンギ弁当 795kcal」 (アニメ)

                 

槍水は「帝王(モナーク)」の計画を阻止するために西区の狼たちに情報を伝え、一人東区にある「ラルフストア」へ向かった。西区の狼が東区のスーパーへ向かうなか、著莪は古狼に「オオカバマダラ」と呼ばれる狼のことや「モナーク」の真の目的を聞きだす。急いで佐藤のもとに向かう著莪だが、二人の元に「女子高生が襲われた」という一報が飛び込む。

とうとう始まった西区と東区の全面戦争! なのだが、1話の中にモナークの過去、モナークと主人公との対決などを無理に詰め込もうとしたせいか、結果的にどれも描き込みが足らず、拍子抜けする内容になってしまっていた。

今回、明らかになったこととして、狼は腹を空かせ、飢えている状態の方がどうやら強くなれるようだ。腹の虫が騒ぐほど弁当を求める欲求が強くなるいうのはすごくよくわかるのだが、それを具体的にストーリーに反映して欲しいと思った。設定は面白いのに、1つのエピソードとして見ると惜しい出来が続いているのがこの作品の残念なところである。
                 
        

ベン・トー 第5話「北海道の鮭を使ったあら汁 326kcal」 (アニメ)

                 

丸富大学「庶民経済研究部」に所属し「帝王(モナーク)」の二つ名を持つ遠藤と、そのモナークに従う「ガブリエル・ラチェット」の一人、二階堂。遠藤は槍水たちをはじめとする西区の狼に対して、ある作戦を実行しようとしていた。一方で佐藤は著莪に会いに丸富大学付属高校に入ろうとすると、警備員に止められてしまう。なんとか著莪に会えた佐藤だが、そこには井ノ上あせびという女子がいた。

北海道フェア開催! そういえば、ベン・トーの原作者の方は北海道出身みたいですね。胸躍る北海道フェも、いや、食の祭典、北海道フェアだからこそ、いつもより熱いバトルになるのがベン・トーの面白いところです。

新キャラとして井上あせびという、触れた人まで不幸にしてしまうほどの不幸少女が登場。今後、彼女がどういう風にしてストーリーに関わっていくのか。

更にバトルパートでは、帝王(モナーク)と呼ばれる東区の狼とそのモナークに従うガブリエル・ラチェットという集団が現れる。モナークは主人公を圧倒的な力で倒し、東区と西区で全面戦争を始めようとする。描写がやや大雑把だが、わかりやすい「悪」的な存在を出すことで、今後の物語の構成が見えてきた感じもした。

下ネタがベタというか、ちょっと古臭い感じもしたし、なんでもかんでも「性」とかいやらしい妄想ネタに繋げることでしか間を持たすことができないのが、ちょっと気になったところ。
                 
        

ベン・トー 第4話「豚肉生姜焼き弁当 852kcal」 (アニメ)

                 

「ダンドーと猟犬群」に勝利をしたHP同好会の面々。ある朝、佐藤の元に従姉の著莪あやめが現れた。突然の訪問に驚く佐藤だが、著莪は問答無用で佐藤とテレビゲームをはじめる。お互いゲーム好きがこうじて夕方までゲームをし続けると、著莪は佐藤にあるお願いをする。そのお願いを聞き拒否をする佐藤だが、著莪はゲームで決着をつけようと提案する。。。

主人公の従兄弟の著莪あやめが新キャラとして登場。やたら主人公と白粉にベタベタして積極的にスキンシップしていくキャラなのだが、それを使って早くもお色気担当になっていた。あと、主人公に対して露骨に好意を寄せているのがわかり、かなりラブコメ路線に乗せてきた回でもあった。ただ、そんな甘い雰囲気も後半の遣水と著莪のバトルで空気が一変して熱くなるところが、ギャップもあって楽しい。著莪も遣水と同じく二つ名を持つ狼で、二つ名は「湖の麗人」。この二つ名のセンスはどうなんでしょうか。

女同士でも容赦なく殴りあう。戦場に男も女もない。でも、戦場を離れれば、女の子として扱ってほしい。そんな「女の子らしさ」をギャップを用いて目一杯主張した回。
                 
        

ベン・トー 第3話「大盛りチーズカツカレー 1080kcal」 (アニメ)

                 

無事初の半額弁当を手に入れた佐藤。そんな折、佐藤と白粉は剣道部に所属する山原から「ダンドーと猟犬群」に入らないかと誘われる。
「ダンドーと猟犬群」とは、剣道部顧問の壇堂とその部員たちによる半額弁当の奪取を目的とするチームであり、二人は一度そのチームに参加をすることになった。そして、山原たちと共に半額弁当の奪取に成功する。しかし、おいしいはずの半額弁当を食べて佐藤はある違和感をもつ。

犬から狼へ。主人公は狼への階段を駆け上がろうとしていたが、そこに「ダンドーと猟犬郡」からの勧誘がある。同じ校内に存在する半額弁当奪取を目的としたグループで彼らのチームには狼はおらず、犬の集団だが、一人一人が弱くともチームワークで弁当を確実に奪い取っていた。チームプレイであっさりと半額弁当にありつくことが出来た主人公。しかし、彼はそうして手に入れた半額弁当は本当の半額弁当の美味しさを持っていないと感じる。

そう、戦いは孤高なものであり、労働の後のビールは格別理論よろしく半額弁当は戦いの末に手に入れて食べるから美味しいのであるという非常にマッチョなテーマで描かれた回になっていた。結果だけではなく、過程を大事してこそのハーフプライサー同好会であり、狼であるということだ。

バーチャファイターを例えに用いて、本当に楽しいゲーム(バトル)で勝ち抜いた人には二つ名(新宿ジャッキーやブンブン丸など)がついて有名になる、それが本物である、という矜持と尊敬あっての半額弁当の世界なんだと、とてもサブカルでマッチョで、でも、駄目な主人公(男)に優しい女の子がきっちり傍についてくれるところが、とても「アニメ」らしくて面白いんだけど、どこか面映くてくすぐったい、だけど、そういう青春っていいよねって思えた。
                 
        

ベン・トー 第2話「サバの味噌煮弁当 674kcal」 (アニメ)

                 

佐藤と白粉は槍水が会長を務めるHP(ハーフプライサー同好会)に入部することになった。
まずは槍水に半額弁当の戦いにおけるルールや各スーパーの場所、そして半額になる時刻の目安を教わる。
そして早速二人はスーパーへ向かうが、中々半額弁当を手に入れることができない。
そんな中「スーパーときわ」で戦いを挑もうとしたとき「大猪」と呼ばれる者が現れた。。

「氷結の魔女」の二つ名を持つ槍水に胸を押し付けられる格好になってデレデレになりながら、成り行きでハーフプライサー同好会に入部することになった主人公。氷結の魔女という呼び名から連想するクールなイメージの槍水が垣間見せたお茶目な一面が映えたシーンでもあった。

本格的にハーフプライサーとして活動を始める主人公(と視聴者)に、狼になるためのルールが説明される。それは、半額神(店員)が半額シールを貼って売り場から姿を消すまで弁当に駆け寄ってはいけない、その夜に自分が食べる分以外は取ってはいけない、礼儀を持ちて誇りを懸けよ、というものであった。

また、狼が誇りと弁当を懸けて戦うハーフプライサーなのに対し、犬が狼になれない初心者であり半人前、豚がルール無用の恥知らず、アラシが豚の集団、大猪が主婦であることも説明がなされる。アラシに体育会系運動部の集団を採用して、彼らと狼達とを戦わせる設定がサブカルとしてうまく使えていて面白い。

食べるためにという理由よりも、誇りのために、あるいは食欲を超えた自己満足のために戦いに走ってるところが目につく。だが、弁当を取れない者達が列を作ってどん兵衛にお湯を入れ、侘しくどん兵衛を啜るシーンもあり、ハーフプライサーにとって一番の食事は半額弁当なのであり、敗者は半額弁当より高級なものを食べることは許されないというような演出がなされていて、その徹底した作りに、食べ物を絡めてただ遊んでいるわけじゃないという本気さが伝わってくるのがいい。

なお、今回の話には日清のどん兵衛(きつねうどん)が登場。主人公と主人公と一緒にいる女の子(白粉)が美味しそうに食べていました。これも劇中内広告でしょうか。前回のソイジョイよりは自然に話の中に溶け込んでいてよかったと思います。
                 
        

ベン・トー 第1話「ネバれ、納豆オクラ丼ぶっかけチーズトッピング弁当 440kcal」 (アニメ)

                 

寮の近くにある閉店前のスーパーに入った主人公・佐藤 洋。
彼の目の前で半額シールを貼られた弁当に手を伸ばしたその直後、凄まじい戦いに巻き込まれて意識を失ってしまう。
しばらくして目が覚めたときには、なんと半額弁当は全て消えていた。
そして偶然、その場で同じ学校の白粉花と出会う。
翌日も同じスーパーに向かってみるが、佐藤は再び気を失ってしまう。
その後店員から聞いた《氷結の魔女》の話。
また次の日も佐藤はスーパーへ再び向かっていくが・・・。

これはスーパーの半額弁当を巡る狼たちの戦い。半額シールが貼られた瞬間、人であった存在は魔性を解放させて獣となり、スーパーは戦場と化すのだ!

夕食が供されない寮で生活を送る高校生の主人公がスーパーの半額弁当争いに巻き込まれたところから始まる青春バトルコメディタッチのアニメ。
ギャルゲーとかの男性向けサブカル作品の主人公って一人暮らしの設定であることが多いけど、果たして、その食生活はどうなっているのだろう。そこをちょっとクローズアップして掬いあげた面があり、かわいい女の子との出会いを通した眩しい青春の裏で、主人公がスーパーの安い食品に頼るリアルな生活感が滲み出ているところが面白い。

スーパーの半額弁当をゲットすることに命を捧げた者達の姿を真剣にバトル物として描いており、半額シールが貼られるのをゴングとして、スーパー内で殴り合いが始まるのが当たり前の世界観。生きるための半額弁当を巡って、死と隣り合わせの危険なバトルをするところ、馬鹿馬鹿しいと思いきや、現代日本社会の縮図的なものを比喩している風に捉えられるのも興味深い。
スーパーの半額弁当とそれを巡る戦いはロマンであり、リアルでもあるのかもしれない。

ラノベ原作の萌え系ジャンルに分けられそうなアニメだが、1話を見る限りでは、パンチラなどの露骨に青少年の劣情に応えたお色気シーンはなかった。ただ、主人公が高校1年男子という設定で、女の子のミニスカートから伸びる足、絶対領域などについつい目にやってしまうシーンはあった。あからさまなエロじゃないけど、性に興味津津だが奥手な思春期の男子のリアルな目線をそれとなく表現することで、オタク・サブカル男子に自分の姿を主人公にうまく重ねてもらって、心を掴んでいこうとする意欲を感じる良い演出だと受け取った。ちなみに、僕がリアルにあのぐらいだった頃は透けブラが気になってしょうがなかった。

なお、大塚製薬がスポンサーになっているのか、第1話には同社のカロリーメイトやソイジョイがプロダクトプレイスメントとして、そのまま劇中に登場している。短いシーンとはいえ、さりげなさを捨てて、違和感を覚えるほど露骨に絡めようとしすぎているのではないかと思ったところもあったが、苦しいアニメ制作事情を考えれば、こうなるのもやむを得ないのか。

ところで、タイトルにもなっている納豆オクラ丼ぶっかけチーズトッピング弁当。納豆オクラ丼まではともかく、ぶっかけチーズトッピングって、それ美味しいのでしょうか。想像するとちょっと怖いですね。
                 
    
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