Free! Eternal Summer 13Fr はじまりのエターナルサマー! (アニメ)

                 
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自分の気持ちと向き合った遙は、未来への自身の思いを真琴、渚、怜に告げた。
気持ちが一つになった岩鳶高校水泳部。
自分の為に、仲間の為に、今、未来へと繋がるスタート台へと立つ――!

前回のあらすじ。むしゃくしゃしていた遥は凛と夜を共にしたことでスーパー遥へと変身を遂げる。

今回(最終話)のあらすじ。遥と凛のラブパワーにより生まれたちょっと良い雰囲気の中、登場人物それぞれが絆を確かめ合いながら将来へと歩み始める。

最後、綺麗にまとめようとして却ってちぐはぐになってしまった感はあるが、制作スタッフの熱い想いとメインの視聴者層として設定した女性への配慮は伝わってきた。この作品は登場人物が女をそのまま男化してみせた男向け萌えアニメの性別反転物なのだが、そのことを露骨に表現せず、透明感と清潔感を意識しながらきっちりと演出しきったところが良かったと思う。一方で、ちょっとそこにこだわりすぎかなという感じもあったが……。

第一期でやっていたことを鮫柄メインでやった焼き直しであり、蛇足という域を超えることが出来なかったのは残念であった。
                 
        

Free! Eternal Summer 12Fr 異郷のスイムオフ! (アニメ)

                 
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凛に誘われ、”とある地”へ行くこととなった遙。

未来という大きな壁に思い悩む遙に、凛は自分の気持ち、思いを打ち明け、これから遙がどうしたいのか静かに尋ねるのだった……。

迷える遥を凛は自分が世界という壁にぶち当たった場所、オーストラリアへと連れ出す。そこで遥と凛は同じ部屋(の同じベッド)で他愛もない話をしながら一夜を過ごす。すると翌日、遥が晴れ晴れとした表情を見せるようになる。

え、なにこのストーリー。凛が遥を海外に連れていくというのは二人の将来の姿を示唆したシチュエーションではあるのだろうけど……。
                 
        

Free! Eternal Summer 11Fr 運命のネバーターン! (アニメ)

                 
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練習を続ける岩鳶水泳部。
黙々と泳ぎ続ける遙の姿には迷いが見え隠れしていた。
心配する真琴たちだが、遙に笑顔は戻らない。

そんな時、宗介が遙を訪ねてやってくる……。

キレる水泳部員、七瀬遙。
宗介や真琴、その他周囲の人間たちから勝手な期待を背負わされ、将来像を凛と共に世界の舞台を目指すというものに固められてしまうことを嫌った遥はとうとうキレてしまうのであった。思春期物にはよくあるエピソードとはいえ、この作品がこの遥の感情に込めているものはなんなのかというのが微妙に見えにくい描写の仕方ではあったように思う。

見ていて伝わってきたのは遥の辛さよりも、むしろ敗者としての悔しさに唇を噛み締めつつも勝者を讃え、才能ある人間に夢を託すしかない真琴や宗介の辛さの方であった。だから、これで遥がフリーのまま大人になって、真琴や渚が日の丸を背負って世界の舞台で活躍するなんて終わり方だったら面白いなんて思ってしまった。
                 
        

Free! Eternal Summer 10Fr 涙のシックスビート! (アニメ)

                 
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試合の続く中、凛とかつて交わした会話に一人思いを馳せる宗介。
ぼんやりとしたその様子に、心配した凛は声を掛けるのだが――……
一方、リレーに臨む岩鳶水泳部。
内心揺れ動く遙をよそに、いよいよ勝負の時が来る。

宗介の肩の状態が思わしくないことに気づいた凛は宗介を問い詰める。だが、そこで聞かされたのは凛が想像していた以上に衝撃的な事実だった。

宗介は凛と離れた中学高校時代、凛と一緒に世界の舞台に立つという夢をかなえるために猛練習に明け暮れていたが、夢(凛)への執念の強さから身体の異変に気づいた後もケアを怠り、その結果肩を壊してしまう。選手として立ち止まり続けることを余儀なくされ、自分の夢がもうかなわないと気づいた宗介は凛が遥達とリレーで戦うのを見て自分も最後に凛とリレーが泳ぎたいと鮫柄に転校してきたのだった。

宗介の告白を通して凛と宗介の絆がますます深まるというストーリーなのだが、その告白をたまたま聞いていたというシチュエーションで遥も自分の中で吹っ切れたものがあり、個人種目の時とは打って変わってリレーでは存分にその力を発揮するという繋ぎ方になっていた。ある意味で、宗介から遥に「夢」のバトンタッチが行われたエピソードでもある。

凛が名門校の主将という立場よりも情を優先して宗介をリレーから外さなかったことで鮫柄が岩鳶に敗れたり、立ち止まることをしなかった宗介が水泳選手としての将来が閉ざされ永久に立ち止まってしまうのと対照的に、立ち止まることを繰り返した遥に選手としての将来が開けているなど、なかなかシビアで寓話的な作りになっているのが面白かった。
                 
        

Free! Eternal Summer 9Fr 失速のフォーミング! (アニメ)

                 
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鮫柄学園では気合の入った練習が続く。
一方、日が落ちるまで練習に精を出す岩鳶高校水泳部。
ギリギリまで練習を続けたいと言う遙たちを心配する天方先生。
そこへ生活指導の先生と校長先生がやってきて……。

いよいよ地方大会が始まる。多くの大学スカウトも訪れ、有望選手の一人として注目される遥だったが、それがプレッシャーになったのか、あるいは自分が活躍すればするほどもうフリーではいられなくなることへの不安か、泳ぎに精彩を欠くようになってしまう。

進路やチームをキーワードに、このアニメの終わりや大人になることの現実感を比喩的にシチュエーションに重ねながら遥の悩みが描写されているのだが、まさかチームを引っ張る勢いで練習に熱心に励んでいた遥に第一期の頃を彷彿とさせる「Free」に対するこだわりが顕在化し、頭をもたげるようになるとは思っていなかったので、意外な展開に驚いた。

他に重要なシーンとしては、宗介が実は肩の調子が芳しくないというものがあり、これが遥のジレンマとどう繋がってくるのか興味深いところではある。ただ、宗介と遥の凛を巡る熱いバトルを期待してた身からすると、随分と湿っぽい路線に入っていくことに勿体なさは感じた。
                 
        

Free! Eternal Summer 8Fr 変局のロコモーティブ! (アニメ)

                 
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一層練習に励む遙たちの傍で悩む江に、真琴が声をかける。
笹部がスイミングクラブで忙しくしているためメニューのチェックをしてもらえてないらしい。
そこで真琴が代わりに笹部の元を訪れるのだが……。

笹部コーチのスイミングクラブで手伝いを始める真琴と泳ぐのが嫌いな少年との出会いが描かれた回。ショタを強く意識した展開になっていて、優しいまこちゃんとコンプレックスの強い少年の組み合わせによるハートフルなストーリーで女子のハートをしっかりキャッチしようとしており、改めて、この作品は女性向けなんだなと認識させられる。

更にその少年の兄が新キャラとして登場するのだが、こちらは遥や真琴と同じ中学の同級生だったという設定になっていた。水泳はやっていないとのことだが、遥が彼を遠ざけようとするのはどうも遥が単にシャイだからとか水泳という共通の価値観が存在しないからという理由よりも真琴が遥と凛の関係に嫉妬したように、遥も真琴と貴澄(新キャラ)との関係に妬いているというように受け取れ、これまた猛然と視聴者女子のハートにアタックをかけている。
                 
        

Free! Eternal Summer 7Fr 雪辱のクラウチングスタート! (アニメ)

                 
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試合に備え、気を引き締める遙たち。
江と天方先生から、炭水化物だらけのご馳走をふるまわれ、一息つくことに。

その頃、鮫柄学園水泳部の部長である凛は、リレーメンバーの選考に悩んでいた……。

リレー編。岩鳶のメンバーからは似鳥が漏れ、よくわからないモブキャラが入る。視聴者として驚きの展開だが、レギュラー不動の岩鳶と違ってそれだけ鮫柄の選手層は厚いという描写ではあった。その厳しい環境で揉まれている選手たちによって構成された鮫柄はリレーで見事に岩鳶を破る。

だが、敗れた岩鳶が遥を中心に結束力を固めているのとは対照的に、鮫柄では宗介が自身の中の気持ちにある戸惑いを隠せないようで、それを指摘された凛に苛立ちをぶつけるなど、暗雲が立ち込める。
第一期の時の遥とは偉い変わりようで、今の水泳部のメンバーでのリレーで全国大会に出るという強い決意を明らかにして部をまとめる姿に凛と宗介が近づいていくまでの過程がこれからのメインになるというようなことが示唆されてはいた。
                 
        

Free! Eternal Summer 6Fr 無敵のプライム! (アニメ)

                 
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県大会を控え、真琴は意を決して遙にとある話を切り出す。

迎えた当日、結果を出そうと意気込む岩鳶水泳部。
見事それぞれのエントリー種目で予選通過となるのか―――

予選会編。いつもチームのために、そして遥と泳ぐためにと自分を殺して譲歩を続けてきた真琴が遥とフリーの200mで対決することを决める。

この遥と真琴のガチンコ対決が今回の見どころ。真琴の表情に含みがあってなかなか想像力を掻き立てられる面白さがあるものの、やはりまこちゃんは優しいまこちゃんで思い出作りのために遥と泳いだというオチになっていた。
ただ、遥と凛の仲を真琴が妬いていたという描写があり、その感情が鮫柄の宗介にバトンタッチされていたのが面白かった。宗介もまた大切な凛が遥とイチャつくのに対して妬いているのだった。

そして次回、真琴が溜め込んでいたものを宗介が代わりに吐き出す形でいよいよ本気の鮫柄VS岩鳶のリレー勝負が始まる。
                 
        

Free! Eternal Summer 5Fr 決意のヘッドアップ! (アニメ)

                 
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水泳部の練習終わり、いつもと様子が違う渚に違和感を覚える岩鳶水泳部のメンバーたち。

タイミングを見て理由を伺おうとするが、渚は頑なにその理由を話そうとしなくて……。

いつも明るく、岩鳶水泳部のムードメーカー的存在の渚だったが、実は教育熱心な厳しい家庭で育ち、勉強とそれを強制する親に対して大きなストレスを抱えていた。テストの結果が悪く、親から水泳部を辞めるように言われると、とうとう張り詰めた糸が切れ、渚は家出をしてしまう。

普段の渚の姿からは想像できないほど、裏ではとても息詰まりを感じていたという暗いエピソードによるギャップが強調されているが、一期の時の真琴のトラウマが詩的であったのに比べると、どこかあけすけで品のなさを感じた。この作品のターゲットとしている層が求めているものがこういう要素であるというのなら別にいいのだが、次回以降のエピソードに繋がるような奥行きを演出出来ていないのは気になった。
                 
        

Free! Eternal Summer 4Fr 約束のサマーソルトターン! (アニメ)

                 
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鮫柄水泳部では、県大会へ向けて、
それぞれの実力を発揮しようと意気込んでいた。

一方岩鳶水泳部では、栄養管理もトレーニングだと意気込む江が
皆のお弁当をチェックすると言い出し、部員の健康管理に励むのだが―――

宗介と凛の交流がメインの回。幼いころの思い出話から始まり、二人の水泳に対する考え方、特にリレーに対する捉え方の違いが浮き彫りにされる。この話もどこかで見た頃あるなと思ったらその既視感の正体は第一期の頃のフリーでしか泳がないと言い張る遥だった。遥の次は宗介なわけで、凛ちゃんは大変だ。

岩鳶編ではその凛ちゃんの妹の江ちゃんが栄養管理だとして部員の弁当をチェックすると、流れから手本を作って見せることになり、はりきる。ちょっとローアングルを挟んで江ちゃんのスカートの中を意識させるなど、男性の視聴者を意識したシチュエーションになっていた。また、男性同士だけの絡みよりもその集団の中で紅一点が男性の活動をサポートするというシチュエーションの方が感情移入が出来るという女性視聴者に対しても意識をしているのだろう。
                 
        

Free! Eternal Summer 3Fr 別れのバタフライ! (アニメ)

                 
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岩鳶祭が始まった。
遙たちは部活対抗リレーでカッコイイ所を見せて新入部員を獲得しようと盛り上がっている。

一方未だバタフライしか泳げないことに悩む怜は練習を始めるのだが……。

自分がバタフライしか泳げないことに悩む怜は部活の練習が終わると他の部員たちを避け、渚の誘いも断り続けるという、余所余所しい態度を取り始めるようになる。元いた陸上部から戻ってこないかという勧誘もあり、怜ちゃんまさかの水泳部退部かと思わせておいて、実はいつも鮫柄高校のプールで凛にコーチを頼んで秘密特訓をしていたというオチ。

前のシーズン、1期の時も似たようなシチュエーションがあって、その時は凛が遥達と一緒にリレーをするようになったらもう怜は用なしなのではという不安があったから面白かったが、今回は新入部員(新キャラ)が岩鳶高校サイドには登場していないし、あまりにも立場が盤石でオチも見えていたので、強く引きこまれなかったのは残念。

今回の騒動で改めて岩鳶高校に新入部員が入らないことが分かったし、4人でリレーに出るという強い決意を全面に出される度に新入部員を歓迎しているようで、実はそうではないというその茶番臭さと残酷さが気にはなった。部は盛り上げたい、でもあくまでこの4人でリレーに出るという前提は崩したくない、競争原理は持ち込みたくない。という優しいようでそうではない極めて閉鎖的な空間を作り上げて見えない誰かを排除する過程が浮かび上がり、岩鳶を褪せたものにしてしまっているようだった。
                 
        

Free! Eternal Summer 2Fr 邂逅のストローク! (アニメ)

                 
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水泳部をアピールするためのアイデアに頭をひねる渚たち。
その頃、進路の話で天方先生に呼び出された遙だが、
マイペースな姿勢を崩さない。

そんな時、笹部からある提案が出て……。

凛の前に現れた謎の転校生の正体は宗介といって、凛の幼馴染だった。この宗介と凛と愛一郎とそして宗介と同じこの第2期からの登場となった前の部長の弟の御子柴百太郎の4人がどうやら鮫柄の新チームとして遥達のチームの前に立ちはだかるなど様々な形で絡んでいくことで2期は盛り上げられそう。

今回では鮫柄新チームの挨拶代わりとして、イベントでいきなり遥達と対決をしている。面白いなと思ったのは、勝ったのは岩鳶の方だったということ。よくある展開では主人公の側がライバルに最初は負けて、これからは更に強くなるためにという乗り越えをキーワードにした話の盛り上げ方をするわけだが、このアニメはそういうアニメではないということなのか、それとも第2期における主人公サイドというのは岩鳶ではなく、鮫柄の方だということなのか。

新キャラの宗介はとぼけた表情とミステリアスな雰囲気が特徴的で、ビジュアル的にも黒髪になった真琴といった風。御子柴弟は渚をヤンチャにしたような子どもっぽいタイプで、トリックスターとして使い勝手が良さそうなのでこの第二期は彼が嵐を巻き起こして話を盛り上げてくれるのかも。
                 
        

Free! Eternal Summer 1Fr 嵐のダイブダッシュ! (アニメ)

                 
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前回の大会を経て、成長した遙たち。様々なイベントにてんやわんやしながらも、いつもと同じような日常を過ごしていた。
そんな遙たちに、新たな季節がやってくるーー!!

あの女性向け細マッチョイケメンイチャイチャスポーツコメディアニメのFree!が帰ってきました。やっぱりね、結局この業界もドラマとかと同じで女をターゲットにする方が稼げるんですよ。そう思わせるぐらい作画のクオリティに気合が入ったものを感じました。ビジュアルにもキャラクター間のやりとりにも時にさりげなく、時に露骨に女性に向けた性的フェチシズムがふんだんにちりばめられており、1話目から見ていてそわそわしてしまう内容でした。

ストーリーとしては、春になって進級した遥達の新入部員獲得作戦や前作で無事に打ち解けることが出来た凛との絆はそのまま深いものだというおさらいのようなエピソードが描かれていました。ちょっと第1話の段階ではこれから何をポイントに物語を盛り上げていくのかわかりにくかったのですが、鮫柄学園水泳部の部長となった凛、そこに謎の転校生がやってくるという展開に、この第2期はイチャラブ男子ストーリー鮫柄学園編がメインになっていくのかなと感じさせました。
                 
        

Free! 12Fr 遙かなるフリー! (アニメ)

                 
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全国大会へ進むには勝つしかない・・・・・・。
遙たちは近づく出番に緊張。そして凛は自分への苛立ちを隠せないでいた。
いよいよ迎えるメドレーリレー。それぞれが仲間を思い、そして自分を信じ最後のスタートを切る!

Free!最終話。
メドレーリレーの地方大会に出場する遥達は、凛が不調に陥っており、リレーのメンバーからも外さていることを知る。思うような泳ぎが出来ない凛は自身に苛立ちを募らせて自暴自棄になるが、遥と顔を合わすことでまた皆と泳ぎたいという正直な気持ちを吐露する。

そこで遥達が凛とチームを組んでまさかのルール無視で地方大会を泳ぎ、トップでゴールをしてみせる。
競泳としての水泳の象徴である凛と自由な楽しい水泳の象徴である遥を中心に、チームのメンバーそれぞれが泳いでいる最中に新たな世界を見つけるというポエム的な演出を用いており、それまでの凛と遥の中で抱えていた揺れ動く想いが比喩的なものであるとして表現されていた。

この作品が始まった当初は、女性向けにベタな男性の肉体へのフェティシズムをふんだんに盛り込み、男性向け美少女アニメにありがちな自分自身の分身としての男の欲望をそのまま美少女が受け入れてくれるという構図を、女性向けにそのままひっくり返してやっていたのだが、回を追うごとに、結局男性向けアニメのように男性を女性が受け入れて優しく包み込むアニメになっていて、でもそれが女性の望んだ関係性のように描かれていたのが興味深かった。

ストーリーとしては最終的には少し迷走を見せたような感じで、打ち切りエンドを連想させる中途半端な友情物語としてまとめられていたが、京都アニメーションらしい魅力的なキャラクター同士の掛け合いによるキレのあるほのぼのコメディとしてはきっちりと楽しむことが出来た。
                 
        

Free! 11Fr 激情のオールアウト! (アニメ)

                 
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遙たちの過去話を聞き、鮫柄学園に来た怜は凛の意志を問いただす。
大会会場へ向け遠征する岩鳶高校と鮫柄学園。その夜、凛は怜を呼び出し、リレーへの思いを話す。
そして鮫柄学園の宿泊先ではリレーメンバーが発表されていた・・・・・・。

凛のことばかりを気にする遥達に怜が苛立ちを募らせ、とうとう凛のところに押しかけるまでになるが、それを知った遥達は今のチームのメンバーは凛ではなく怜であると力強く宣言する。一方、凛は遥達に未練を残したままで、それにコンディション調整の足を引っ張られ、リレーのメンバーを外されてしまう。

凛からリレーにかける思いなどが語られるが、やはりやや抽象的でぼんやりした感じだった。岩鳶の面々は凛のことを吹っ切ったようであったが、この作品は凛と遥を中心に追いかけっこをするだけの物語になっており、凛を吹っ切ってしまったら何も残らなくなるのではないかというその不安をこれまでの10話で払拭できていないクオリティなのが厳しい。
                 
        

Free! 10Fr 苛立ちのハートレイト! (アニメ)

                 
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次の大会へ向けて、笹部コーチの特訓が始まった。
一方で怜は自分だけ遙たちの過去を知らないことをもどかしく思っていた。
その思いを打ち明ける怜。遙はその気持ちに応え、小学生時代の話をするのだった・・・・・・。

遥達と凛の過去が回想される形で詳細に描かれる。遥がフリーでしか泳がないこと、そして凛が遥との勝負やリレーにこだわることに言及されている。相変わらずぼやかした表現をしているのだが、それが却って深刻のようであり、一方で凛と関係を修復してまた仲間になれるという未来への希望をも提示していて、そのあたりでうまくブレさせていたのが面白い。

だが、遥、渚、真琴、凛の4人の絆に自分の存在がないがしろにされているように感じた怜が憤る。怜からすれば自分がいるのにチームのことよりも凛という過去のことばかりを追い続けている遥や真琴達に納得がいかないというのはよくわかるところである。今回のエピソードでは今後、怜を除いて凛と遥達のチームが再結成される未来も示唆されていたが、それに反駁するように怜が凛と対峙する。果たして、本作の向かう未来は怜の可能性に賭けた新しいチームか、それとも昔の思い出を反芻し続ける凛とのチーム再結成か。
                 
        

Free! 9Fr 迷いのルーズンアップ! (アニメ)

                 
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県大会が終わり、遙たちは自分達の成長を実感していた。
夏祭りが始まり一息つく遙たち。
凛が祭りに来ていることを知った渚は遙と凛が鉢合わせしないように怜に尾行を頼むのだった。

メドレーリレーで1着となった岩鳶高校は地方大会への切符を手に入れる。遥もリレーの楽しさを覚えたようで、地方大会でも泳ぐ意思があることを渚に伝える。一方、凛も再び遥と勝負をするためにメドレーリレーに出場登録をする。結局、遥を追いかけちゃう凛がかわいい。相変わらずぼんやりしたテイストなのだが、その意図的に抑えられた青臭いエネルギーが見ている側の想像力を刺激してくれるのが本作の独特の魅力だろう。

ただ、夏祭りのシーンでイカだらけの祭りを堪能するところを描写して過剰な想像力に訴えかけて精液(ペニス)までを連想させてしまうのはやり過ぎかなとは思った。
                 
        

Free! 8Fr 逆襲のメドレー! (アニメ)

                 
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遙、真琴、渚、怜は、それぞれの種目を泳ぎきった。
凛は彼らの泳ぐ姿を見て小学生時代を思い出し、そして苛立ちを覚える。
それぞれの思いを胸に遂に4人のメドレーリレーが始まる。

凛との勝負を終わらせることで遥は自由になれると考えていたが、勝負に負けた自身の中に割り切れない思いを抱え込んだことに気づく。戸惑う遥は翌日に登録されていたメドレーリレーにも出場することを決める。そのメドレーリレーを見て、凛は小学生時代を思い出す。

前回で疑問に感じた遥への言及が少しなされた回だった。昔のように皆で楽しく泳ぎたいという思いが湧いてくる凛と、勝負に負けて悔しさを覚える遥、双方がこれからどういう風に歩み寄っていくのかが気になるところではあるが、まだ少し遥というキャラがぼやけているかなという感じでもある。遥のフリーでしか泳がないというポリシーによって、周りに合わせているようで誰よりも合わせてもらっている存在になっているのに、そのへんのギャップが作品の流れの中で埋められていないので違和感が残る。
                 
        

Free! 7Fr 決意のスタイルワン! (アニメ)

                 
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県大会が迫り、遙たちはみるみる実力をつけていた。
その頃、凛は水泳への思いと向き合い、本音を明かす。
大会当日、今までの成果を出しきるために、彼らはスタート台に立つのだった。

いよいよ県大会の日がやってくる。相変わらずマイペースを貫いているように見えた遥だったが、凛の殺気に煽られるようにして闘争心が湧き上がってくるような描写があり、スポ根もののような熱い展開を期待させてくれる。実際、二人の直接対決はなかなか熱く描かれる。

ただ、凛と遥の因縁はわかるのだが、何故フリーでしか泳がないというポリシーなのかが語られないなど、まだ遥というキャラクターへの言及が弱い段階のままストーリーを盛り上げるために、一方の凛のキャラクターについてだけやたらくっきりとさせるように描き込んでいるところが気になった。
その無理に作ったようなテンションが、あまりに岩鳶高校水泳部の日常と対照的な黒みを帯びた雰囲気で、しかも遥がポーカーフェイスで暖簾に腕押しのような気だるさを感じさせるキャラなだけに、凛というキャラクターの存在自体までが空回りなものに映ってちょっと白けたところもあった。

今回では凛の父親の死についても語られるが、これは前回で明かされた真琴のトラウマと重なっているのではないかという部分でもあったので、今後、こういう有機的な繋がりを活かしてうまくバランスを取りながら、遥、真琴、渚、凛の4人の化学反応でストーリーが盛り上がっていくといいなと思う。
                 
        

Free! 6Fr 衝撃のノーブリージング! (アニメ)

                 
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海で起こった一騒動。
それによって、水泳への思いを再確認できた4人。
合宿に来てからの真琴の様子を不思議に思った怜が事情をたずねると、真琴は静かに幼い頃の話を始めるのだった・・・・・・

無人島合宿後編。怜が夜中に海で自主練をしてたら嵐が襲いかかって来て溺れてしまう。それに気づいた真琴が怜を助けようとするが、真琴は海に対してトラウマがあり、その恐怖心から、自身までが溺れてしまうことに。そのトラウマの内容が明かされるのだが、意外に深刻なものではなかった。
とはいえ、他人からすれば一見大したものでもないことを重く抱え込んでしまうところに人間臭さがあった。そして、それは夢中になっている対象についてもいえる。それぞれお互いを尊重しながら感動を共有し合う仲の良さが青春の素晴らしさとして今回でも表現されていた。個人的には、真琴というキャラへのもっとディープな言及を期待したが、すごくフィクションぽい茶番劇なのに、飾り立てる大袈裟さが抑えられていて、どんな暗闇の中でもシュールでほのぼのしているところは面白くて良かったと思う。
                 
    
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