介護職員初任者研修修了証明書

                 
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介護職員初任者研修過程の修了証明書。
まさかこれを授与された1ヶ月後に脳卒中で倒れて、危うく介護をされる方になるかもしれなかったとはその時は流石に思わなかったですね。
でも、入院生活では多くのことを学ぶことが出来ました。ある意味、年末の入院生活が自分にとっての介護職員初任者研修における最後のプログラムであったと云えるでしょう。出来ればこの証明書とこれを手に入れるまでに学んだ多くのことは介護を行う時よりも、なるべく介護を行わないようにするためにあるいは介護をされないようにするためにこそより役立てられればと思っております。
                 
        

銀座たまや 東京たまご ごまたまご

                 
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先日の話ですが、無事に介護職員初任者研修を終えることが出来ました。

その前日までに東京に出る用があったので、クラスのメンバーにお土産として購入したのがこのごまたまご。東京土産として有名なので買ってみましたが、自分も食べるのは今回が初めて。かもめのたまごのようなこのお菓子は、控えめな甘さとごまの風味が薫るあんこが特徴的で結構美味しかったんですけど、ネットで東京土産人気1位とか何回もリピートしたくなるとか云われるほど自分に合うものだったかというと意外とそうでもなかったかなという感じでした……。
                 
        

介護職員初任者研修講座 第10回 認知症の理解

                 
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今回は認知症について学びました。所謂「ボケ」「痴呆」ってやつです。認知症、単に物忘れが始まるというだけならともかく、判断力等の知的能力が大きく低下するというのが非常に厄介なんですよね。

アルツハイマーや脳血管性、レビー小体型、記憶障害、見当識障害、判断力の障害、実行機能障害、といったことについて何時間もかけて学んだ上で思ったことは、コミュニケーションが成り立たない人間の尊厳を支えるために、どこまで我々の尊厳を捧げなくてはならないのか、また認知症についてだけでなく、認知症を支える人についても個人差と尊厳があるということが理解されるのかということでした。

うちの親戚で、軽度の知的障害やもの盗られ妄想に創価学会(宗教)がうまいことつけこんできて、悪徳商法みたいなことをやっているという事例があり、市津地区の創価学会は一体どうなってるんだとトラブルになっているんですが、認知症の症状を理解してもそれを悪用しようとしている人がいればまた更に家族や周囲の人に負担が増すわけで、対応が性善説だと限界があるんじゃないかなあと思うわけなのです。

認知症は治療が難しく、高齢化が進むにつれ更に数が増えていくことを考えると、社会としては当然向き合わなくてはならないものになっているとなるわけですが、一方で、では認知症におけるバリアフリーとは何なのか、ノーマライゼーションとは何なのかという点を考えるとなかなか難しいような気はしました。
                 
        

介護職員初任者研修講座 第9回 障害の理解

                 
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今回の講座は障害の理解がテーマでした。前回と同じくひたすら教科書を読んでいくだけでしたが、介護というのは高齢者だけではなく、障害者も対象となるというのを思い出すことが出来た回でもありました。もっとも、高齢者も長く生きてれば何らかの障害を抱えるわけで、やっぱりこのテーマでも最終的にメインストリームは高齢者なんですよね。

障害と障害者についての考え方は近年変わってきており、養護学校から特別学級、そして普通学級へとノーマライゼーション的な理念の成果として、障害を持った人でも健常者と同じ教育機関のクラスに通えるようになっているが、これを当たり前にするには教師等がある程度の医療行為を行えることの前提やクラスメイトとその保護者等の周囲の人達の大きな理解が必要とされてくるだろう、それに対する意見は様々なものがあるだろうが、いずれにせよ、昔の日本のように障害を抱えた人を座敷牢のように家の中に閉じ込めておくだけの考え方は通用しなくなるだろうということでした。

人工透析に対しての自治体の大きな財政負担とそこからくる予防策の徹底などを考えると、現実的なメリットして障害者と共生することで得られる益が大きければまた違ってくるんでしょうけれど、そうでなくとも、今後高齢者の介護に対して在宅が増えてくるにつれて、障害者に対しての社会の受け入れ方についての我々の考え方も変わってくるのかもしれません。そもそも長く生きてれば、そのうち我々も障害者となんら変わらなくなりますしね。そして、そういう現実を前提として我々はライフプランをデザインするべき時代になりました。
                 
        

介護職員初任者研修講座 第8回 老化の理解

                 
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今回の講座では老化に伴う心身の変化について学びました。感覚・知覚の変化や認知症を中心にひたすら教科書を読み続けるので気づけば僕の隣には睡魔が座っていて眠くなってしまいました。でも、これも若さの証? 年を取ると視覚や聴覚が変化するものの、認知の領域である記憶は忘れられていても他の記憶についてははっきり覚えているようなことがあるように、聴覚でも例えば聞き慣れた言葉については若い人とほとんど変わらないように聞き取ることが出来たり、また嗅覚のように比較的老化の影響を受けにくい感覚器官があるのだとか。つまり、お年寄りだからといって杓子定規に決めつけるのではなく、老化には個人差があり、その人は何が出来て何が出来ないのか、きちんと把握しましょうというマニュアル否定のためのマニュアルを叩きこまれました……。
                 
        

介護職員初任者研修講座 第7回 医療と介護の連携

                 
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今回の講座では医療と介護の連携ということで医療の分野が担当する部分と介護の分野で担当する分野について学びました。ポイントは介護職ではやってはいけない医療行為というものがあるというところでしょうか。有名なものでは摘便がありますね。たん吸引は以前はできなかったが、最近出来るようになったのだとか。

それ以外では理学療法士の方が講師ということもあり、主にリハビリについて学びました。自分も整形外科病院で高齢者のリハビリを何回か見学したことがあるので、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士という職種についてはなんとなくではありますが知っていたものの、具体的にどういうことをしているのか、それぞれの職種が担当する分野とリハビリの目的やちょっとしたノウハウについて現場の方から話が聞けたのはありがたかったです。ただ、高齢者のリハビリというのはつまるところは寝たきりにしないのが一番の目的であり、そのために高齢者を常に動かし続けなければならない、メタボとかロコモのような啓蒙活動を行って高齢者になる前から健康に対して気をつけさせなければならない、動線の作り方はやりようがあるでしょうが、福祉社会というのは理念は寛容でリベラルであっても、実際は狭量なマインドで現実的であるというのはなかなか考えさせられました。
                 
        

介護職員初任者研修講座 第6回 コミュニケーション

                 
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第6回はコミュニケーションについての座学と実習でした。学んだ事自体はマニュアルとしてよくありそうなコミュニケーション技法なんですけど、理論と実践は違うといいますか、実習は同じ受講生同士なのでそれはうまくいく、いやこれすら本当にうまくいっているのか自信はありませんけども、それはさておき実際に認知症を患っている高齢者に綺麗事で寄り添ってマニュアル通りにやれるかというと無理じゃないかなあ、と思いました。介護側の視点に立った認知症の高齢者とうまく付き合っていく秘訣、ぶっちゃけていえば経験知からくる年寄りの捌き方を教えて欲しかったところではあります。全体的に今回はあくまで教科書的な、建前論が多かった講義だったような気がしました。とはいえ、介護はチーム(社会)で行うものであり、であるからこその報告連絡相談の重要性を再確認。
                 
        

介護職員初任者研修講座 第5回 介護保険制度

                 
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第五回の講義は介護保険制度についてで、手続きから始まって認定やサービス利用までの流れなど仕組みについての大体のところと、介護保険制度における予防給付と介護給付サービスの違いなどを学びました。

特養などの施設サービスを利用できるのは原則要介護3以上からという制限がつき、今後、介護保険料の負担は増え、利用できるサービスには限りが出てくるのが明らかななかで、どう介護と向き合っていくのか。社会として取り組むことが出来るアイディアは色々あるだろうが、個人としてはとりあえず親の世話をすることになっても、一方では親(年金など)の世話にもなるというちゃっかりしたところが、介護の生産性の低さや精神的肉体的負担を考えても、この領域で若い人が生き抜いていくために必要だろうとのことでした。
                 
        

介護職員初任者研修講座 第4回 介護の基本

                 
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第4回の講座では介護の基本ということで、今までは介護する側の犠牲的精神で以って支えられていた面が大きい福祉の領域もこれからはそうではいけない、であるからこそ、プロとしての介護は利用者本位のサービスであるべきという大前提が成り立つのであり、またこの資格を取るからにはプロとして知らなかったことでは済まない基本的な事項が沢山存在する、その内のいくつか、手洗いや消毒・洗浄の具体的な方法など主に感染予防についてを学びました。

利用者の健康管理を行うにはまず自分の健康管理からという一連の流れの中では、介護職によくあるトラブルの腰痛とストレスへの対策についても教わりました。ストレスについては、職場における職員同士の人間関係が大きいものの、利用者や利用者家族からの無理解に基づく介護職員へのハラスメント(ケアハラ)も多く、地位が低く見られがちな介護職員の立場では様々なハラスメントを受けやすい、これを克服するためにも、こういった講座等で介護の実践的な知識の普及と共有を進めていくことがひいてはケアワーカーの地位の向上に貢献していくのだろうと考えさせられました。
                 
        

介護職員初任者研修講座 第3回 自立支援

                 
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第3回の講座は自立支援とノーマライゼーションについての考え方でした。といっても実際はほとんどの時間を試験対策に費やしており、試験があることは知っていましたが、さすがに介護の試験に落ちんやろおと思っていた自分でも数時間単位で試験対策に使われるとちょっと身が引き締まる思いがしてきました。教える側も受講生に落ちてもらうわけにはいかないということで大変だという事情があるようです。

自立(律)支援については、ケアする側がまるで赤ん坊の面倒を見るように何でもやってしまうのではなく、自分で出来ることは自分でさせることの重要性や、また安部首相も構想を打ち出している日本版CCRC、要するに都会の高齢者を地方に移住させて高齢者だけの町をあえて積極的に作ることでその地域のケア体制を充実させていくことの是非等について学びました。

CCRC構想の一方で、日本でも介護保険サービスに頼らずに在宅介護で家族の面倒を見る世帯には何らかの手当がもらえるようになっていくと思われるが、それが介護保険サービスを利用した場合と比べて本当に割に合うものになっていくかといえばそうはならない、例えば月3万円で30万円分のサービスが利用できていた介護保険サービスを月に5万なり6万なりの手当で一人ないし二人の素人がほぼ全て賄おうとしても無理があるのではないだろうかということでした。

ノーマライゼーションについてもこれが絶対という考え方を定めたものではなく、常に更新されている思想であり、またケースバイケースでもあるということが前提になっており、システムとしての枠組みやマニュアルを尊重しつつ、個別のケアではどれだけ柔軟にそして臨機応変に対応できるかが求められるものの、実現にはかなりのコストを支払うことになる場合も多く、それが介護する側を疲弊させ、介護する側を介護される側にしてしまっては本末転倒であるので、介護する側が持続可能なケアであることも自立(律)支援の視点では大事なことであるということだそうです。
                 
        

介護職員初任者研修講座 第2回 尊厳を支える介護

                 
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第2回の介護職員初任者研修講座では前回に引き続いて職務の理解について学びました。

・介護と聞くと高齢者に対して行われるものというイメージがあるが、障害者等に対しての介護も存在する。また単に食事や入浴、排泄等の介助を行うことだけが介護ではなく、コミュニケーションを取ることも介護であるということ。

・政府や自治体が介護保険の負担を減らすために推し進めている介護予防の観点から、高齢者に対して地域のレクリエーション等の活動への参加を促すことと、そう出来るような地域社会の機能の必要性。

・介護される側と介護する側の双方の尊厳に十分注意が払われるためにこのような講座で国や地域の構成員として理解を深め、高い意識を持ってもらうの重要性。

・介護保険サービスの仕組みとそれを利用するにあたっての具体的な手続きの方法。

などを教わったわけですが、やはり重点は介護をされる側の尊厳に置かれており、それはそちらの方が所謂「弱者」という存在に当たりますし、そういう講座なので当然ではあるのでしょうけれど、身体的な機能や認知能力の低下とそれらが引き起こすメンタル面での問題に個々人が抱えているバックグラウンドに配慮しながら向きあうことの難しさが講師の方のお話からは伝わってきました。

これが親(家族)の介護とかあるいは仕事として施設等で働き賃金をいただくということであるならばまだ分かるのですが、今まで大したお付き合いもなかった方へ地域のボランティアとしてこなしていくとなると個人の資質とか知識とか意識とかというものだけではなかなか壁を乗り越えられないものがあるのではないでしょうか。

一番求められるのは、介護する側が己の尊厳を守りつつどこまで寄り添うことが出来るのか、その線引への自覚とそれに対しての個々人の差に世間としての我々はどこまで寛容になれるのか、あるいはカミュの『異邦人』のような不条理さをどう処理していくのかということなのかもしれません。

政治シーンでは不寛容への寛容と無関心への肯定に対しての非難がリベラルの側から相次ぐ昨今ですが、少子高齢化に悩む共同体に於いて、マイノリティの存在であるともいえる「若者」にとっては重要なキーワードになりえるという捉え方も出来るでしょう。
                 
        

介護職員初任者研修講座 第1回 オリエンテーションと職務の理解

                 
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週に1回ほどNPO法人が主催している介護初任者研修の講座に通っています。

第1回は最初ということでオリエンテーションと自己紹介から始まり、その後、介護サービスの種類と職務の理解について学びました。

参加者の殆どは中年の女性でしたが、NPO主催の講座だからか、皆、介護職に就くために参加するのではなく、親の介護が控えていて不安だからという理由で、その中身にかなりリアリティと切実さがありました。どういう理由にせよ、これからますます高齢者の数は増え、人口に占める高齢者の割合は高まりますから、高齢者の方に気に入ってもらうためにもこういう資格を一つ取っておくというのは若者が生き延びる策として悪いことではないのかもしれませんね。

今回の授業では、利用者本位に立った介護サービスの必要性とその種類、そして政府と自治体が推し進めている予防医学の観点に立った政策、その実態は財政負担などの理由からくる在宅介護の推進ということになりますが、そういう内実に迫った説明を受けました。

ただ、利用者本位の介護サービスという理念で取り組んだ場合、高齢者の方は施設に移っても家に帰りたがるものなので、結局は、出来るならば在宅介護が望ましいのではないかというのが講師の方の考えのようでした。それを踏まえて、介護する側(主に家族)もサービスを受ける側であるので、彼らに負担がかかり過ぎないように、そして納得してもらった上で満足に至るようにという視点を持ち合わせた上で、介護サービスについての具体的な内容について紹介がありました。
                 
    
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