マンガ 暴力団 対暴力団の危機管理マニュアル (漫画 溝口敦 鴨林源史 沖田龍児 根本哲也 田丸ようすけ)

                 
マンガ暴力団―対暴力団の危機管理マニュアル マンガ暴力団―対暴力団の危機管理マニュアル

もしも暴力団に出会ってしまったら、そもそも暴力団とは一体どういう組織なのだろうという身近な疑問に漫画という表現を用いて分かりやすく答えることを目的とした副読本的な作りになっており、どういう人が構成員なのか、普段何をしているのか、我々の生活とどういう風に関わっているのか、どういう点が厄介なのか、などがカジュアルに描写されている。

具体的なヤクザのシノギの例として、野球賭博や裏カジノが原作者の溝口敦氏の取材活動に裏打ちされた説得力のある内容で説明されており、全体的に単なるうわさ話をベースにしたものとは違う質の高いテキストとビジュアルで構成されていた。

暴力団への対応について、毅然とした態度で接し、警察や弁護士などへの相談も躊躇わないこととあるが、こういった点は暴力団だけではなく、創価学会などの新興宗教にも応用できるといえよう。

また、本書では暴力団は既に衰退期にあると喝破し、暴力団について無理矢理に法規制を強めても地下に潜ってマフィア化するだけだと批判している。

個人的には、暴力団や創価学会のような困った組織にはやはり相応の厄介な人が集まっているわけで、それはそういう人の受け皿が他にないことが原因であり、社会の構造の問題でもあると考えているので、そういった切り口から、つまり他に行き場のない人々の受け皿としての暴力団という観点での語りがなかったのはちょっと残念だった。
                 
        

項羽と劉邦 若き獅子たち (漫画 横山光輝)

                 
項羽と劉邦 (1) (潮漫画文庫) 項羽と劉邦 (1) (潮漫画文庫)
張良の始皇帝暗殺未遂と始皇帝の死から、陳勝・呉広の乱、楚漢戦争での項羽の死までを描く。

巨匠横山光輝による項羽と劉邦。
巷に溢れる過剰ともいえるほど演出に凝られた現在の娯楽漫画と比べるとやや表現が堅く、質朴とした説明調にも見受けられるが、筆致から窺える確かな構成力と知識が読みやすさを支えており、こういうのを不朽の名作というのかと、唸らせるほどの豊かな作品性が読者に伝わってくる。

項羽と劉邦、当初劣勢だった劉邦を天下統一に導いたもの、そして項羽を惨めな死に追いやったものは何なのかという点がすごくわかりやすく、単行本全21巻、文庫版全12巻という、それだけの長編歴史スペクタクルであるにも関わらず、要諦としては外見や経歴で人を判断せずに賢人の採用をためらわず仁政を施し人心を得た方と残忍で暴虐の限りを尽くした方を勝者と敗者、明と暗に分けて対照的に描き続けるという繰り返しであった。

ロマンを追いかける歴史物の常というのか、作者の判官贔屓が過ぎるのは気になったし、項羽の最期で幕を閉じるのではなく、項羽を倒した後の劉邦や韓信も描いて欲しかったところではあるが、力なき正義の脆さや、また仁愛の者であっても権力を得れば容易に腐敗するという現実の厳しさを指摘しながら、時に読者と共に嘆くその作者の姿勢だからこそ、およそ人間の歴史自体がこれの繰り返しなのだろうという、ともすれば上から目線にも取られかねないその示唆を一読者として素直に受け入れることができるという不思議なマジックがかかっている。
                 
        

リング (漫画 鈴木 光司 永井 幸二郎)

                 
リング (講談社漫画文庫)リング (講談社漫画文庫)

90年代に一大ブームを巻き起こしたあの『リング』の漫画版。

アレンジを大きくきかせ、主人公がシングルマザーの女性という設定に変更されたり、ラストに貞子がテレビから出てきて襲いかかるという衝撃の演出がウケた映画版と違ってこちらの漫画版はかなり原作に忠実な内容になっている。

堅実な作りではあるものの、原作ほど深みがあったり、迫り来る恐怖や感情の昂ぶりなどが伝わってくるわけではない。また原作にあった鈴木光司らしい父性への執着もほとんど描写されておらず、かなり味気ないものになってしまっているのは残念だった。
                 
        

とんかつ食べ歩き4 千葉県市原市喜多のかま屋 特大豚ロースかつ定食 1300円

                 
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千葉県市原市の茂原街道沿いにある市内で評判のとんかつ店、かま屋で特大豚ロースかつ定食を戴きました。
伺ったのはお昼のピークを過ぎた13時30分過ぎなのに店内は混雑しており、人気店であることを感じさせる繁盛ぶりで、お店の人も常に忙しく動きまわっておりました。

目の前に供されたとんかつは優に300gは超えているだろう特大の名に恥じないボリュームを感じさせる大きさと厚さで、食べごたえ十分でした。元々近くの小さな個人経営のスーパーの中で精肉コーナーを営んでいたご夫婦が開店したという事前情報による先入観からそういう印象を抱いたところもあるかもしれませんが、とんかつは精肉店の惣菜とんかつのアップグレード版のようであったとはいえ、肉の良質さがわかる旨味があって美味しかったです。

かま屋というお店の名前は地元のお米を竈で炊きあげているからとのことで、そこからわかるごはんに対するこだわりの通り、食べてみるとごはんがふっくら艷やかでほんのりとした甘さがあり、おかずなしのそのままでもいけるのも素晴らしいですね。ただ、ちょっと柔らかめなのでそれが人によっては気になるかもしれません。

味噌汁が豚汁仕様でまろやかさがかつやと違って自然な手作り風なのも嬉しいところです。

最近、若いころに比べてちょっと食が細くなったかなあと思っていましたが、なんのなんの、気づけば特大豚ロースかつをペロリと平らげ、ごはんもしっかりおかわりしておりました。なお、ごはんはランチメニューでは1杯50円、グランドメニューでは1杯までおかわり無料、キャベツはおかわり自由とのことです。

これで1300円はコストパフォーマンスに大変優れていて大満足です。ガッツリ系の方は是非!

個人的評価 ★★★★ 4.3
                 
        

茨城編

                 
茨城に来ています。最近、考え事が多かったのでリラックスしたい。

そういえば、カメラ持ってこなかったなあ……。茨城は結構ごはん美味しいです。カスミっていうスーパーがお気に入りとしておすすめされました。調べてみたら千葉にも結構あるスーパーみたいなんですけど、市原市にはないようですね。

恥は一時、志は一生という韓信の言葉を胸に、ここで4月半ばまで生活する予定です。
                 
        

ファミリーマート 乳酸菌入り雪ミク飲料

                 
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ローソンのリラックマキャンペーンほどではないけれど、こちらもだいぶお馴染みになった感のあるファミマのミクキャンペーン。今度こそはとミックリマンチョコ2を買い求めに店に入りましたが、残念ながら今回も売り切れで入手出来ませんでした。お前ら、どんだけミックリマン買ってるんだよ。

しかたがないので、代わりにミクの乳酸菌入り飲料。販売はポッカサッポロになってました。北海道の飲み物といったらやっぱり、ね? 味の方は爽やかテイストでくどくなく、それでいて北海道産練乳使用の効果か、ほんのりとコクが利いていました。それにしてもこのドリンクの雪ミク、キラキラしていて狙い過ぎなんじゃないですか(褒め言葉)。
                 
        

とんかつ食べ歩き3 千葉県市原市白金町のかつや千葉市原白金店 ロースカツ定食 583円

                 
かつや
かつやのロースカツ定食
かつやのロースカツ定食

かつやのロースカツ定食が750円と聞くといまいちピンと来ないのですが、150円引きの600円で食べられるとなると店に入りたくなってしまうあたりにかつやの中途半端な存在感が表れているのかもしれません。客単価1000円行かないとんかつチェーン店ってだけですごいことだとは思いますし、一回食事すれば100円の割引券がもらえるので、常連客にとっては常に100円引きで味わえるといっても、かつやにそこまで通いたいかというとそうでもないんですよね……。650円はねえ、とんかつに限定しなければ他にそこそこのものを選択できる額なんじゃないでしょうか。

出てきたとんかつは揚げたてサクサクで、香ばしい衣とそれに包まれた柔らかくてジューシーさもある肉とのコントラストが映えていて、そのバランスの良さに唸りました。今回、揚げたてを店内で食べたら、前のキャンペーンの時に弁当で感じたチープさもそれほどなく、あ、やっぱりかつやって凄いかもって改めて思わされました。

豚汁仕様の味噌汁もまろやかですし、自由に取れる大根の壺漬けもなかなかの美味しさ、そして従業員がよく鍛えられていて、お茶が減っているのをみたらすぐに注いでくれるという大手牛丼チェーン店なんかとは一線を画すファミレス並のサービスの良さも嬉しいところなんですが、それでもなぜか食べているとしんみりしてくるのがかつやのとんかつ。大手とんかつチェーンの1000円を超えるとんかつを食べた時の、ああやっちまった感はとはまた違うその自分の選択を考えさせられる時間もしかしまた貴重であり、哲学といえるのかもしれません。

かつやは、基本料金は安いんですけど、他の大手とんかつチェーンのようにごはんや味噌汁、キャベツのお替わりに対応していない点やごはん大盛りに100円かかるなど量を増やそうとしたりバラエティのあるメニューにしようとするなど、オプションをつけると途端に割高感が出てくるのが微妙なんですよね。

とはいえ、「600円」でこれだけのものが食べられるなら満足でしょう。その現実に感謝しなくては。

個人的評価 ★★★★ 3.6
                 
        

とんかつ食べ歩き2 千葉県市原市更科の大戸屋アリオ市原店 四元豚のロースかつ定食+やさい五穀ご飯 895円+72円

                 
大戸屋
大戸屋のロースかつ定食
大戸屋のロースかつ定食

よくあるファミレスに比べてちょっとヘルシー、ちょっと美味しいというクオリティ自慢の定食路線で店舗を増やしつつある大戸屋の四元豚のロースかつ定食を頂きました。大戸屋、いつの間にか、どこでも見かける店になりましたね。

今回はとんかつには白米という原理主義者の皆様に喧嘩を売るようにごはんをやさい五穀に変えてみました。五穀系やとろろやひじきなどご飯をアレンジできるのが大戸屋の特徴ですし、とんかつにキャベツだけでは野菜不足が心配、でもサラダはちょっと値が張るしなあ、という方には是非やさい五穀ご飯をおすすめしたいですね。そもそも、そんな奴はとんかつ頼むなよとツッコまれそうですが……。

ロースかつは全体的に口当たりが軽く上品に仕上げられていました。サクっとした衣がとても軽ければ中の肉も柔らかく、肉についてはところによってはほんのり赤くレアな食感が楽しめます。これが本当にマニュアルに従えば誰でも作れるものなのかなと驚いたほどで、それだけ丁寧に作られているに違いないという印象を受けました。チェーン店として考えれば非常に高いクオリティなのではないでしょうか。

難点を言えば、ちょっと口当たりが柔すぎて上品というよりはパンチに欠ける出来にも感じたのと、添えられたとんかつ用の山椒塩を振りかけて食べるほど味わいのあるものでもないといったところでしょうか。チープというわけでもないのですが、形だけはやたら綺麗に整っているけれどクセがなさ過ぎて奥行きを感じられないというところにチェーン店っぽさはあります。

とはいえ、これだけの出来の食事が手頃な値段で食べられるのだから、これはかなわないとお手上げの個人料理店もあるのかもしれませんね。女性から特に支持を集めている大戸屋ですが、ごはん大盛りは無料ですし、ガッツリ系の男性まできちんとカバーしております。とんかつについていえば、他のとんかつチェーン店はごはんや味噌汁、キャベツなどのおかわりが自由(無料)というところもありますから、ごはん大盛り無料ぐらいではサービス面でちょっと物足りなさはあるのかもしれませんけれども、そういったところと比べても供されたとんかつは遜色がないどころか、むしろ頭一つ抜けているぐらいのものだったと思います。

大戸屋、侮れません。

個人的評価 ★★★★ 3.8
                 
        

テニスの王子様22巻

                 
テニスの王子様 (22) (ジャンプ・コミックス)テニスの王子様 (22) (ジャンプ・コミックス)

・立海大付属と戦う前にリョーマと切原赤也がプライベートでバトル。興奮してくると目が充血して人が変わったように相手にボールをぶつけて破壊するというプレースタイルに変わる赤也の残忍さは面白い設定ではあるものの、普段のキャラクターとあまりギャップを感じないのはちょっと残念だった。亜久津をマイルドにしたキャラだが、亜久津の方がベタな不良なのに実なこんな熱い一面がというロマンがあって(それもベタベタだけど)、男心をくすぐると自分としては思う。でも、この作品は少年誌掲載の女性向け漫画だから……。

・赤也にいたぶられるリョーマだったが、こちらも同じく覚醒と称した変化を遂げる。ビジュアル的な変化はないものの、何故かいきなり英語で喋り出して大幅パワーアップ。その手があったか! というわけで、22巻にして主人公がスーパーサイヤ人化です。
                 
        

とんかつ食べ歩き1 東京都千代田区外神田(秋葉原)のかんだ食堂 とんかつ定食 780円

                 
かんだ食堂
かんだ食堂のとんかつ定食
かんだ食堂のとんかつ定食

再開発が行われ、どこを歩いていても旬な外食チェーンの看板が目に入るようになった今の秋葉原の姿からは、僕がオタクな事情で通っていた頃の秋葉原が食の不毛地帯と呼ばれていたことなんて全く想像できませんね。

秋葉原の街もだいぶ洗練されてきたとは思いますが、昔と変わらない佇まいのかんだ食堂の中に入ってみると、そこに広がる世界も昔のままで、この全く作為的ではないからこそこみ上げてくるものがあるノスタルジアはUDXとかでは絶対に真似出来ないでしょう。

今回、注文したのはとんかつ定食780円。かんだ食堂は作りおきが多く、注文してからあっという間に目の前に料理が運ばれてくるスピーディさが特徴ではあるのですが、出てきたとんかつは他のメニューに比べると少し時間がかかった揚げたて仕様。それでも5分ちょっとぐらいで出てきましたから、やっぱり早いですね。

味は値段なりといったところでしょうか。カラっと揚がった衣がザックリした堅めでこんがりしているのはいいとしても、肉まで固く、ちょっと筋張った感じがするのは気になりました。炒めものに使う肉を間違ってとんかつにしちゃったのかなと思ったほどで、良くも悪くも、噛みごたえがあります。しかし、ごはんの量も並だとネットで云われてるほどボリューム満点という気がせず、全体的にはインパクトに欠ける内容でした。

とんかつ定食についていえば、かつやでロースカツ定食を食べるぐらいならこちらの方が若干いいかなというぐらいの評価にしておきたいと思います。

やはりここは定番の生姜焼き定食にしておくべきだったのかもしれません。生姜焼き定食は昔、食べたことがありますけど、美味しかったし量もあって満足できたという記憶があるのですが……。かんだ食堂は、家庭料理の延長のような素朴な手作り感と秋葉原の街中にある老舗の食堂でそれを手頃な価格で楽しむことが出来るという部分にどれだけの価値を見出すかで大きく評価が変わってきそうですね。

個人的評価 ★★★ 3.3
                 
    
> 2015年03月