ピンポン 第9話「少し泣く」 (アニメ)

                 
t02 (1)
ペコはチャイナを下した。だが敗れたチャイナの心はむしろ晴れやかだった。スマイルに加え、片瀬高校に現れた新たなペコの登場は瞬く間に会場で話題になる。「海王ピンチ」のうわさが独り歩きする中、ドラゴンはトイレの中で、自分の父のことを思い出していた。そしてスマイルと海王・真田の試合が始まる。必死のプレイでスマイルと打ち合う真田だったが……。そんな会場に、すでに卓球をやめたアクマも彼女とともに姿を見せる。アクマが足を運んだのはドラゴンのもとだった。

スマイルと海王の真田の試合が始まる。海王ナンバー2の座に甘んじていた真田だが、その実力は全国区の確かなもので、更に内に秘めた野心は大きく、ドラゴンやドラゴンが惚れ込んだスマイルに勝って自分がスターダムにのし上がる気でいた。しかし、その野望はスマイルにあっけなく打ち砕かれる。一方、ペコは準決勝でドラゴンと対戦することになるが、膝の具合が悪化し、周囲からは棄権するように諭される。だが、ペコはスマイルが待っているからと棄権することを拒む。

スマイルは笑わないからスマイルというニックネームがついたのではなく、笑っていたからスマイルなのだった。いつしか自分が不甲斐ないプレーをするようになってからスマイルは笑わなくなったことを思い出したペコはスマイルの期待に応えるため、ヒーローになった自分を見せるためにラケットを握りしめて試合会場へと向かう。

という、友情物語のようでいてすごく自意識過剰な展開になっているのだが、このへんも比喩的になっていて、スマイルとペコ、2人で1人なのだと考えさせてくれるものになっていてる。勝負の世界での残酷な現実を突きつけつつも、誰もが一瞬はヒーローになれる可能性を秘めていて、そして誰もが本物のヒーローに救われるという夢を与えており、敗北をすごく前向きに捉えているところが画期的な作品だと思う。
                 

コメント

        

        
> > ピンポン 第9話「少し泣く」 (アニメ)