ピンポン 第10話「ヒーローなのだろうが!!」 (アニメ)

                 
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ペコとドラゴンの試合が始まろうとしていた。ペコのラケットを手にして、驚くドラゴン。「ドラゴンと遊ぶため、ソッコー買ってきたんよ」と不敵に笑うペコ。それは反転式ペンホルダーのラケットだった。「こんなおもちゃで私の相手ができると思うな」。そして試合が始まった。力の限りを尽くして戦いあうふたり。遠く離れて座るスマイルに、小泉が話しかける。スマイルは小泉に「先生はヒーローを信じます?」と問いかける。「君は信じるのかね?Mr.月本」。スマイルの答えは……。

ペコ対ドラゴン。一話分をこの一試合に丸々使っているだけあって、試合シーンの描写は今まで以上に気合が入った作りになっていた。

ストーリー的には、今までドラゴンが背負い込んできたものがペコという本当の天才(ヒーロー)によって解放されるというものになっていて、徐々に卓球を楽しむことの幸福や素晴らしさなどを取り戻していくと演出されているのだが、今までのピンポンのリアリスティックな視点とユーモアの絶妙なバランスの取り方に比べるとこのへんの地に足がついていない感じがどうにも強引で共感を呼びにくいものになっているんじゃないかなとは思った。

しかし、この作品を一番面白く彩っているスマイルやドラゴン、アクマやチャイナなどのそれぞれが背負っている重苦しい景色に比べて明らかに背景色の主張が弱いペコが「ヒーロー」とは、なんとも皮肉ではある。
                 

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