リトル・マエストラ (映画)

                 
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漁獲量も落ち過疎化が進む港町。
アマチュアだけど数十年活動を続けているオーケストラがあった。
世界的指揮者オルフェンシュタインの日本人弟子だったという老指揮者・吉川のもと、コンクールを目指し、日々練習に励む町の人々からなるメンバーたち。
ところが吉川が急死、急遽代理の指揮者を探さなければならなくなる。
白羽の矢がたったのは、吉川の孫娘・女子高生の美咲だった…!
マエストラ出現! と町の人々は大喜びだが、実は美咲には秘密があった。

(引用 amazon リトル・マエストラ [DVD]


2013年の日本映画。

寂れた港町にあるアマチュアのオーケストラがコンクールに参加するために女子高生の天才マエストラを招聘する。しかし、その女子高生が天才マエストラというのは嘘だった。というストーリーで、スイングガールズとかフラガールのようなノリの作品かと思いきや、三谷幸喜の『合い言葉は勇気』がしなびれたような作品だったというオチ。

本当のこととそうでないこと、あるいはその交わりを一つのテーマにしていて、天才マエストラの振りをしていた女子高生は実は本当の天才マエストラだったという展開や、その女子高生が不良ぶっていたのも実は演技で、演技のために清楚な女子に化けた姿こそが本来の姿だったというひっくり返し方が面白かった。ただ、ストーリーは叙情的に綴られるものの、展開がやや強引で一つ一つのシーンの繋がりが弱く、行間や含みを持たせないあっさりした感じになっているのが勿体無かった。

都会の高校のブラスバンド部で指揮者として的確な指示は出せてもメンバーの気持ちがわからずに孤立していた主人公の女子高生が、田舎の中高年中心の下手くそで自分勝手なオーケストラに惹かれ、彼らに頭を下げることで心を開いていき、文字通り本当に「清楚」で可憐な女子高生になっていくという筋書きは、この作品が若い人向けに作られているようで、実はかなり高い年齢層のところをターゲットにしていることがわかる。

主演の有村架純は演技がやや弱々しく芯が通ってないように思えたのが気になったが、ギャルっぽい容姿と言葉遣いから、清楚な容姿と仕草への変わり様のギャップは良かった。
                 

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