ムカデ人間 (映画)

                 
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つ ・ な ・ げ ・ て ・ み ・ た ・ い。
ヨーロッパを旅行中の2人の美しいアメリカ人女性。車で移動中、ドイツの森の中で突然タイヤがパンクし、夜の闇のなかで立ち往生してしまう。助けを求めてさまよった2人は、一軒の大邸宅にたどり着いた。次の日、目覚めるとそこは地下に作られた病室のベッドの上。隣には彼女たちと同じように、日本人男性が寝かされている。家の主であるドイツ人男性は、かつてシャム双生児の分離手術を専門とする外科医だったという。だが、彼の新たな3人の“患者”たちは、恐るべき手術によって、“分離”ではなく“結合”されようとしていた。男は、人類史上始めて人と人の胃腸を繋ぎ合わせることを計画し、そうすることで、“ムカデ人間”を創り上げるという生涯の夢を実現させようと企んでいたのだ。

(引用 amazon ムカデ人間 [DVD]

2009年のオランダ映画。ホラー。

3人の若者が狂気にとりつかれた元外科医によって接合手術を施され、一繋がりのムカデ人間に変えられてしまうという話で、そのクレイジーな発想とムカデ人間というシュールなビジュアルがユニークな作品だった。直接グロテスクな描写を見せつけるとかすごく哲学的だったり衝撃的な展開やシーンがあるわけではないのだが、肛門と口を繋ぎあわせるという設定が想像力を刺激して、嫌悪感を強く抱かせてくれる。

主人とペットのムカデ人間の関係だけでなく、ムカデ人間の中でも先頭の食事を摂る人間とその人間の排泄を食べる真ん中、更にその人間の排泄を食べる一番寿命が短い最後尾という格差のあり方が社会の縮図的だった。この映画の面白いところであり、またドラマ性をスポイルしてしまっているところでもあるのだが、その格差を乗り越えて、3人が終始一致団結して「主人」に歯向かうプレカリアート的な文学にもなっている。
                 

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