軍師官兵衛 第35回「秀吉のたくらみ」 (ドラマ)

                 
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遂に家康(寺尾聰)が秀吉(竹中直人)に帰順、東の脅威がなくなった秀吉の九州出陣が決定した。九州に先乗りしていた官兵衛(岡田准一)は、豊前の領主・宇都宮鎮房(村田雄浩)に本領安堵を約束し、味方につける。出陣した秀吉は九州でキリシタンが大きな力を持つことを知り警戒を強め、信徒である右近(生田斗真)や官兵衛の不安が高まる。一方、茶々(二階堂ふみ)が秀吉の求愛を受け入れると言い出し、秀吉は大喜びする。

・とうとう茶々が秀吉の求愛を受け入れる。大喜びの秀吉と戸惑う気持ちを隠しながら正室として凛と振る舞うおね。強い男が好きと言う茶々に信長の血を見出す秀吉だったが、これは視聴者である我々からも、茶々役の二階堂ふみのきつめの目つきが眼光の鋭さを演出しており、信長の面影を見出すことが出来るようになっているのはなかなか面白かった。

・自ら出陣して大軍を率いることで九州平定を成した秀吉は、降伏してきた島津に対して本領安堵を約束するなど官兵衛の進言に従い、寛大な態度を見せる。この時は殿下はまだ変わっていないと安堵した官兵衛だったが、しかし、秀吉はキリシタンが大きな影響力を持つことを警戒し、彼らの追放を考えるようになる。この一連の流れに、例によって妾を沢山抱える秀吉とキリスト教の教えが合わないといった前半パートの茶々とおねとのシーンに重ね合わせて、秀吉の「酷い」変貌ぶりとして際立たせているところが相変わらずこのドラマらしい構成の仕方ではあった。

・キリスト教に関わるパートは、秀吉が一方的に悪く描かれていて、その結果、官兵衛との間に溝が深まっていたが、このへんはドラマでは描かれなかった点として日本人が奴隷として売られるという人身売買などの背景もあったという説もあるので、天下人としての秀吉の言い分というものがもうちょっと挟んであったも良かったのかなという気はする。一応、一向一揆を例に出し、かつて織田家が大変に苦しめられた宗教による固い結束は厄介であるという回想が存在するが……。
                 

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