軍師官兵衛 第36回「試練の新天地」 (ドラマ)

                 
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秀吉(竹中直人)からキリスト教信仰を捨てよと命じられた右近(生田斗真)は、身分や領土など全てを投げうち信仰に生きることを決意、官兵衛(岡田准一)に別れを告げる。一方、黒田家は新たに豊前に領地を与えられ播磨から九州に移り住むが、秀吉からの本領安堵の約束を破られ、追い出された宇都宮鎮房(村田雄浩)が激しく反発、一揆を起こす。官兵衛は宇都宮との戦を禁じるが、長政(松坂桃李)は敵の誘いに乗り出陣する。

・秀吉のバテレン追放令により、キリスト教を捨てることになる官兵衛。一方、高山右近は信仰を捨てることが出来ず、秀吉に追放されてしまう。右近の不器用な生き方と官兵衛を対照的に描写することで、官兵衛の世渡りの上手さをドラマの雰囲気を壊さない程度にさりげなく演出するエピソードにもなっている。

・しかし、その官兵衛は既に秀吉から自分の天下を脅かすと警戒される存在になってしまっており、九州への国替えも秀吉が官兵衛を遠ざけるためであったかのように描かれていた。九州征伐の際、官兵衛が必死の思いで調略した宇都宮鎮房との間の本領安堵という約束を秀吉は破り、わざわざ官兵衛が結果的に追い出しかのように仕向けたことといい、秀吉のいやらしさとしたたかさが存分に滲み出ている回であった。

・先祖代々守ってきた土地を追い出されることに納得がいかず、とうとう一揆を起こす宇都宮鎮房。この宇都宮鎮房の心情を国替えで播磨から離れることになった光とその侍女たちが代弁するかのように、播磨の地から離れることへの葛藤とささやかな抵抗が切なげに描かれていた。

・秀吉の求愛を受け入れることにした茶々は自分がただの側室ではなく、もう一人の正室であることを公にすることを条件に秀吉の側室となる。これはおねが絡んで、昼ドラっぽくなるかと思いきや、今回はそうでもなかった。秀吉が魔性に取り憑かれていったように、おねも秀吉の立場と態度の変化に影響されて違う表情を見せるようになるという演出が少しあっても良いかなとは思うのだが、子どもができないおねを最後まで出来た人として描き続けることで、視聴者として現代に生きる同じ悩みを持つ女性を励まそうとしているのかもしれない。
                 

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