容疑者 室井慎次 (映画)

                 
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「踊る大捜査線」シリーズの主要人物のひとり、警視庁の管理官・室井慎次が指揮を執った殺人事件の捜査で、自身が突然容疑者として逮捕される。警視庁内部の対立、弁護士からの鋭い追求で窮地に立たされる。室井の知られざる過去にも触れ、ストーリーもよりハードに描かれた傑作。出演は柳葉敏郎、田中麗奈ほか。

(引用 amazon 容疑者 室井慎次 [DVD]

2005年の日本映画。

90年代後半に大ヒットしたドラマ『踊る大捜査線』及びその映画シリーズのスピンオフ作品で、今作はタイトルの通り柳葉敏郎演じる室井慎次が主人公になっている。

・織田裕二は出演していない。

・あくまで室井慎次は室井慎次らしくをテーマに製作されており、室井さんは最初から最後まで常に眉間に皺を寄せている。作風もそれに合わせて抑揚がないものになっているが、盛り上がりや味わい深さにもに欠けるいまいちな出来だった。茶目っ気が全くないわけでもなく、室井慎次がいつもの室井慎次でありながらも新しい一面を覗かせるシーンは存在するので、映像的には室井慎次とギバちゃんファンになってプロモーションビデオとして眺めればいいのだと思う。

・室井慎次の容疑も大したことないし、白い巨塔の劣化コピーのような警察内部の権力闘争に巻き込まれていく過程で、事件自体をとても思わせぶりに描いておいて、実はとてもちんけなケースだったというしょっぱいオチだったしで、とにかくスケールが小さく肩透かしだらけの作品だった。弁護士灰島秀樹との対決もとても退屈でナンセンスな内容。もうちょっと何とかならなかったのか。すごく壮大な話にして欲しかったわけではないけれど、もっと捻りは欲しかった。

・結局、後半からは室井慎次ラブストーリーでまとめて逃げている。室井慎次を主人公にしたことで失われた踊るシリーズの魅力の一つである軽妙なやりとりの代わりの何かを提案出来ておらず、テンポの悪さだけが目立っていた。ただ、庶民目線で感じる警察の問題点がえぐ味を抑えられた形でさりげなく散りばめられているのは「らしさ」があったし良かったと思う。
                 

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