探偵はBARにいる (映画)

                 
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札幌のススキノ。この街の裏も表も知り尽くした探偵は、いつものように行きつけのBARで相棒兼運転手の高田と酒を飲み、オセロに興じていた。そこへ“コンドウキョウコ”と名乗る女から電話が入る……。

2011年の日本映画。

札幌ススキノのBARを拠点にする探偵とその相棒のコンビがある女からの依頼の電話をきっかけに厄介で危険な事件に巻き込まれていくというストーリー。
全体的にノリが昭和のハードボイルドをリスペクトしたようなものになっており。主人公の探偵役に大泉洋をチョイスしただけあって、かちこちの固さではなく、むしろちょっと古めかしさのあるキザなセリフや雰囲気をコメディアンとしての大泉洋を活かしたコミカルな演出によって巧みに崩していくところを楽しむ作品になっている。真面目に作られているようで何でもありという無茶苦茶さもちょっとノスタルジーを醸すポイントだろうか。

映像的には、冬の北海道の風景やススキノやジンギスカンなどの文化をふんだんにアピールした北海道愛が敷かれているのだが、それがやや目に余るほどで郷土愛や地域振興からはみ出た作為的な押し付けがましさに感じてしまい、却って興を削いでいたのが残念だった。

プロットも、全く関係ないと思われていた二つの事件が結びつくまでの過程はなかなか良かったものの、結末が見えてくるとあえてどんでん返しを狙った上に綺麗に切なくそして「クサく」まとめようとした力技が破綻を招いているようで勿体なさを感じる。

あえて古臭い雰囲気を狙っている作品なので、そのセンスに対して好みが分かれそうな映画ではある。主演の大泉洋と相棒役の松田龍平を中心とした軽妙なやりとり自体はとても洗練されたものなのだが、そこだけで引っ張っていくほどの腕力はなく、個人的には本作ならではの主張が弱いのが気になった。出来ればもう少しメインのストーリーなどにこだわって欲しかったところだ。
                 

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