介護職員初任者研修講座 第2回 尊厳を支える介護

                 
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第2回の介護職員初任者研修講座では前回に引き続いて職務の理解について学びました。

・介護と聞くと高齢者に対して行われるものというイメージがあるが、障害者等に対しての介護も存在する。また単に食事や入浴、排泄等の介助を行うことだけが介護ではなく、コミュニケーションを取ることも介護であるということ。

・政府や自治体が介護保険の負担を減らすために推し進めている介護予防の観点から、高齢者に対して地域のレクリエーション等の活動への参加を促すことと、そう出来るような地域社会の機能の必要性。

・介護される側と介護する側の双方の尊厳に十分注意が払われるためにこのような講座で国や地域の構成員として理解を深め、高い意識を持ってもらうの重要性。

・介護保険サービスの仕組みとそれを利用するにあたっての具体的な手続きの方法。

などを教わったわけですが、やはり重点は介護をされる側の尊厳に置かれており、それはそちらの方が所謂「弱者」という存在に当たりますし、そういう講座なので当然ではあるのでしょうけれど、身体的な機能や認知能力の低下とそれらが引き起こすメンタル面での問題に個々人が抱えているバックグラウンドに配慮しながら向きあうことの難しさが講師の方のお話からは伝わってきました。

これが親(家族)の介護とかあるいは仕事として施設等で働き賃金をいただくということであるならばまだ分かるのですが、今まで大したお付き合いもなかった方へ地域のボランティアとしてこなしていくとなると個人の資質とか知識とか意識とかというものだけではなかなか壁を乗り越えられないものがあるのではないでしょうか。

一番求められるのは、介護する側が己の尊厳を守りつつどこまで寄り添うことが出来るのか、その線引への自覚とそれに対しての個々人の差に世間としての我々はどこまで寛容になれるのか、あるいはカミュの『異邦人』のような不条理さをどう処理していくのかということなのかもしれません。

政治シーンでは不寛容への寛容と無関心への肯定に対しての非難がリベラルの側から相次ぐ昨今ですが、少子高齢化に悩む共同体に於いて、マイノリティの存在であるともいえる「若者」にとっては重要なキーワードになりえるという捉え方も出来るでしょう。
                 

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