響け!ユーフォニアム 第十二回 わたしのユーフォニアム (アニメ)

                 
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コンクールまであと少し。
そんな時期に合奏でいきなり違うパートのフレーズを吹くよう言われた久美子。
しかし、その部分は難しくてなかなか上手く吹くことができない。
休憩もせずに練習する久美子だったが……。

コンクールに向けて猛練習が続く吹奏楽部。もはや誰一人としてそれに不満を漏らすことはなくなっていた。それどころか皆、人間関係がうまくいくようになり、滝先生の指揮に心酔していっているようにも映る。

その中で、久美子は滝先生の求めるレベルの演奏ができないでいた。そして、必死の練習も虚しく、コンクールでは難しいパートの担当から外されてしまう。悔し涙を流す久美子。だが、涙を流すことで中学時代、全国に行けなかったことで泣いて悔しがる高坂麗奈の気持ちがようやく分かったような気になる。そうだよ、私、音楽が好きなんだ。ユーフォが好きなんだ。確信する久美子。ラストは、落ち込んでいたところに、コンクールでは外れてもらうが、府大会では吹いてもらう予定なので練習しておくようにと滝先生にいわれて舞い上がる久美子。

滝先生と久美子を始めとした吹奏楽部員達との間に支配関係のようなものが働いていることを伺わせ、麗奈の滝先生への気持ちも教師と教え子の支配関係から来る感情のものなのだろうかなどと思わせる。また、一つのことに没頭する青春に対して冷めたポジションでいる久美子の姉や葵ちゃんが久美子や滝先生に全く感化されないところが個人的には興味深かった。受験に専念する道を選んだ葵ちゃんと受験に専念したのに希望の大学に入れなかった久美子の姉とが重ねられているのだが、それでも葵ちゃんは吹奏楽部を辞めたことに後悔の念を見せないところに、色々な青春があっていいという京アニのメッセージを垣間見た気がした。

それにしても、プロのトランペット奏者の娘がトランペットを吹いて実力で特別な存在になろうとするというのはまだわかるが、吹奏楽部の顧問として有名な先生の息子がまた吹奏楽部の顧問をやっているというのはどうなんだろう。そういう世襲的な権力構造に組み込まれていく久美子達の姿が、どこかまたこの青春の姿を皮肉っているようでもあった。
                 

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