ヘルプマン!14巻

                 
ヘルプマン!(14) (イブニングKC)ヘルプマン!(14) (イブニングKC)

介護職員待遇編の続き。激務薄給で社会的地位の低い介護職の待遇への掘り下げや鋭い提言を期待していたら、漫画喫茶でスカウトした無職や失業者を介護の現場に引っ張ってきて介護職は人生の先輩であるジジババに学ぶことが多い給与以上にやりがいのある素晴らしい職業であると説くいつものパターンとマンネリなメッセージのみで強引に押し通される展開になっていてがっかりさせられた。

介護の暗い面だけではなく、明るい面をこそアピールしたい、という作者の意図は分かるものの、今回のエピソードについていえば登場人物の失業者などを通してメタ的に介護の面白さを訴えかけようとしている読者という存在に対して、作者が切り込むべきはあくまで介護職員の待遇であるはずなのに、最後はやりがいで誤魔化してしまうのは作者が批判する無理解な周囲と同じになってしまっているのではないだろうか。
                 

コメント

        

        
> > ヘルプマン!14巻