真田丸 第18回 上洛 (ドラマ)

                 
全画面キャプチャ 20160509 160414
家康(内野聖陽)が上洛したことで、ついに昌幸(草刈正雄)も秀吉(小日向文世)に臣従することをようやく決意する。戦国武将として実力で生き抜いてきたプライドを抑えて渋々上洛した昌幸を軽く扱う秀吉。昌幸が隙あらば秀吉を攻めるつもりだと察した信繁(堺雅人)は、父の無念な思いを晴らすため秀吉にじか談判する。一方、苦い上洛を果たした昌幸と信幸(大泉洋)には、その苦労を一気に忘れさせる、嬉しい再会が待っていた。

上洛を渋っていた昌幸も周囲の説得により、とうとう秀吉に臣従することを決める。だが、上洛を果たした昌幸達に待っていたのは、粗末な扱いと家康への臣従を言い渡されるという耐え難いものだった。秀吉の家来の家康の更に家来になるという事実を権謀術数を用いて戦国時代を生き抜いてきた武将としてのプライドが受け入れられることを許さず苦悶する昌幸。そこに松との再会と彼女の記憶を取り戻すまでの三谷流ホームドラマをワンクッションとして挟みお茶を濁しておきながら、ラストでは結局昌幸に事態を覆す手はないという厳しい現実と昌幸の衰えを視聴者に突きつける構成が面白い。

不器用な三成の描き方も相変わらず見事で、言い方一つであんなに嫌味になるものだなと唸らされた。何より劇作家としての三谷の腕の見せ所とばかりに発せられる角度をちょっと変えてみれば様々な受け取り方の出来る三成の言動に、凡人にはついていけないキレ味と共に如何にも損するタイプとしての姿が映しだされており、そこをフォローする人格者としての大谷吉継の存在とのコンビが活躍する異色の大河ドラマとしてのこれからに期待させられた。
                 

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