真田丸 第23回 攻略 (ドラマ)

                 
全画面キャプチャ 20160613 210002
秀吉(小日向文世)は20万を超える兵を集め小田原を包囲するが、関東の覇者のプライドに縛られた北条氏政(高嶋政伸)は絶望的な状況にも降伏を拒否する。昌幸(草刈正雄)と信幸(大泉洋)は北条方の拠点、忍城を攻めあぐねる。秀吉から武功を上げるよう命じられた石田三成(山本耕史)が本陣から乗り込んでくるが、昌幸らと対立する。一方、信繁(堺雅人)は徳川家康(内野聖陽)と大谷吉継(片岡愛之助)に呼び出されー

とうとう始まった北条征伐。大軍勢で小田原を包囲する秀吉は負けるわけがないと茶々を呼び寄せ、天下統一の最後の総仕上げを愉しむ。一方、包囲された北条は氏政が降伏を拒む。氏直は家臣の意見を聞くために軍議を開くが、降伏か徹底抗戦かで揉め、話はいつまでもまとまらない。こうした状況の中、伊達が秀吉に臣従したという報せが北条に届き、いよいよ北条に滅亡の二文字が現実味を帯びてくる。

氏政は日に日にやつれていくが、それをひた隠しにする様を高嶋政伸が怪演しており名門のプライドを背負う厳しさなどがうまく演出されていた。この最期の時が近づいてきた氏政の姿と重ねられていたのが意外にも真田昌幸で、出浦が自分たちも今なら秀吉を倒せると信幸を焚きつけようとするが、信幸は正気を疑って取り合わない。この出浦の言動は、決して時勢を見誤っているものではなく、乱世であり続けなければ存在価値がなくなる昌幸という男を心配してのことで、演出として視聴者を秀吉に従わない北条へのシンパシーに誘っており、また伏線にもなっているのだろう。この出浦の無謀な提案もあって、意地を貫く氏政の姿が更に映えてくる。

一方、忍城攻めに苦戦する上杉景勝や昌幸らであったが、そこに三成が駆けつけ、自分なら水攻めであっという間に落としてみせると豪語する。それを聞いた時の直江兼続の三成の戦のセンスと器量のなさに呆れるような表情が全てを物語っていたようで面白い。景勝も昌幸も同様であったが、それでも彼らが関ヶ原の時は三成に味方することを考えると面白みが更に増してくる。それだけ徳川の事が嫌いだったのかもしれないということが、徳川の下で戦わなくて済んで昌幸が喜ぶシーンに象徴されているような気がした。その真田は上杉と共に戦うという采配を振るったのが三成というのも後に影響してくるのかもしれない。
                 

コメント

        

        
> > 真田丸 第23回 攻略 (ドラマ)