残穢 ―住んではいけない部屋― (映画)

                 
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小野不由美の原作小説を『白ゆき姫殺人事件』の中村義洋監督が竹内結子主演で映画化したミステリー。「自分の部屋から奇妙な音がする」という読者からの手紙を受け取った小説家の女性が、そのマンションに秘められた過去の真相に迫っていく。

2016年の日本映画。ホラー。

小野不由美の小説を原作にしたという本作は、実話怪談調のエピソードがちょっとオムニバスのように展開され、それらが幾重にも折り重なって一つの大きな恐怖ドラマが生み出されている。リングでいえば、呪いのビデオや貞子についての謎を追い求めている過程のようなミステリー的な面白さと怖さがあった。

自分が住んでいる土地には以前に誰かが住んでいて、それ以前にはまた他の誰かが住んでいた、どの土地でも孕んでいるそうした因果の積み重ねを、原住民的な古くからの住民と入れ替わりの激しい集合住宅の住民との対比などで描写されているのだが、タッチが落ち着きすぎていて地味なだけの印象になってしまっている。インパクト不足だからととりあえずホラー映画のお約束的なバッドエンドにしておいたというような締め方もとってつけたものに映るのが残念。

小説家を演じる竹内結子の微妙に枯れた感じの佇まいは作品の雰囲気に合っていて良かった。
                 

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