デメキング (映画)

                 
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1970年、瀬戸内の港町・安芸。中学2年生の亀岡ひろしは3人の小学生と、少年探偵団を結成する。ある夏の日ひろしたちは、寡黙な青年・蜂屋浩一と知り合い、“デメキングと闘う”という謎の言葉を告げられる。程なくして、蜂屋が故郷を去り、ひろしは、蜂屋の手紙を手がかりに、謎の地球外生命体・デメキングの正体を探る冒険を始める。

2009年の日本映画。

1970年の瀬戸内の港町を舞台にいじめられっ子の主人公が自分より年下の人間を集めて結成した探偵団を率いてデメキングの謎を追いかけていく。このデメキングの存在を仄めかすのが鉢屋という青年で、彼は自分を天才だと称するが、実際は定職にもつかず、周囲に対して後ろめたい想いを抱いたまま生活するうだつのあがらない人間だった。この鉢屋という青年を主人公の将来の姿や男性なら誰しも抱いているヒーロー願望や夢想的なものとして描写している。また破壊願望でもあり、町を壊すことで過去に戻ってやり直したいという思いも込められているのかもしれない。そのような男性のコンプレックスや子どもっぽさが詰められた作品だったが、1970年の時点で平成の元号を予知してみせたりと本当に天才かとその片鱗に期待してみたくもなる。恐らく、世の中を変えるような人物というのはこういう紙一重のところに存在している中から現れるものであることを示唆してもいるのだろう。
                 

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