パール・ハーバー (映画)

                 
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アメリカ陸軍航空隊の戦闘機パイロット、レイフとダニーは深い絆で結ばれた親友同士であった。幼い頃から兄弟同然に育ち、いつも一緒だった。やがてレイフは美しい看護婦のイヴリンと出会い、恋に落ちる。 しかし、レイフは理想と義憤を抱いてヨーロッパ戦線に参加し、イギリスのイーグル飛行中隊の一員としてドイツ空軍と激しい戦闘を繰り広げる。
その頃、ダニーとイヴリンはハワイのパール・ハーバーに転属となる。だがその直後、二人に届けられたのはレイフの戦死の知らせだった。悲しみに沈むダニーとイヴリンはお互いを慰めあううちにやがて深い関係になってしまう。実は生き延びていたレイフはイヴリンへの想いを励みに苦労の末にアメリカへと帰国するが、二人が恋仲になっていることを知って愕然とする。
イヴリンを巡って対立するレイフとダニーであったが、そんな1941年12月7日の朝、真珠湾攻撃のためにハワイ北西沖へと到着した大日本帝国海軍の空母機動部隊の攻撃隊が平穏なパール・ハーバーを目指して飛び立っていたのだった…

(引用 Wikipedia パール・ハーバー

2001年のアメリカ映画。
日本軍による真珠湾攻撃に対する被害者としてのアメリカをテーマに作成された戦争と恋愛のドラマ。

本作に対しては日本が悪く描かれているとして日本国内では評判がよくないということらしいのだが、実際に観てみるとそれほどでもなく、ハリウッド映画らしいアメリカ主義の勧善懲悪の流れの中で、いつもは中東やロシア(ソ連)に設定されているわかりやすい悪役が今回は日本に設定されているだけという感じだった。

ただ、作品として、映像的迫力はあったものの、ストーリーは冗長で退屈なので、その点で自分も楽しめなかった。名も無き一人一人の兵士に壮大な人生ドラマがあり、当たり前のようなアメリカの若者としての生活であり、恋愛がある、という背景を細かく描写している、その青春群像劇としての恋愛劇にどれだけハマれるかのものになっている。

男二人の間で揺れ動く一人の女。女がはじめ付き合っていた男は女のことよりも英雄になることを選び、危険な戦地に赴く。やがて、女は彼が戦死したとの報せを受け、その近くにいた男の友人と体の関係を持つ。しかし、男は実は死んでおらず、女の前に生還する。
そこのあたりのやりとりをメインに描かれている。感情をぶつけあう修羅場も思ったほど盛り上がりを見せず、特に秀でた内容ではないものの、一見すると貞節の無さそうな軽はずみに見える女の揺れ動き方が、戦争に翻弄される女性であり若者という存在を象徴しており、作品から、彼女(女性と個人)を責めないであげてくださいね、というメッセージが発せられているところは面白かった。
この優しいメッセージが、誰も悪くないなら何を責めればいいんだという行き場のない感情の矛先をナチスドイツと大日本帝国に向かうように導いた時、自国の正義というものの残酷さを修飾していたところが滑稽でアメリカ(映画)らしいなと思った。
                 

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