闇金ウシジマくん (映画)

                 
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10日(ト)で5(ゴ)割の法外な利息で金を貸し付ける闇金業者「カウカウファイナンス」。社長の丑嶋(山田孝之)は、非情な取り立てで、未來(ミコ)(大島優子)たち債務者を借金地獄のどん底に追い込んできた。だが、そんな丑嶋が何者かの罠にハマり逮捕される。それは多額の示談金を目当てにしたイベントサークル「バンプス」代表・純(林遣都)の策略だった。闇金、チャラ男、借金苦のギャル。熾烈なマネーゲームがいま幕を開ける――。

2012年の日本映画。

真鍋昌平の同名漫画のを実写ドラマ化したものに続いて製作されたという作品で、漫画版のウシジマくんでいうところの「ギャル汚くん」と「出会いカフェくん」の2つのエピソードを組み合わせたプロットになっている。

「ギャル汚くん」といえば、底辺からのし上がるためにチャラ男の純が必死にコネを作って大きなイベントを仕掛けようとするところに様々な理不尽や不条理が襲いかかり、彼なりに周囲の顔を立てようと必死に行動し続けた挙句、最後には自分のために何かを投げ出してまで助けてくれるような友人は一人もいなかったというその資本主義や現代の会社組織のメタファーでもあるような人間関係の薄っぺらさや弱者の惨めさを突きつけられてしまうシーンが印象的なエピソードであるが、本作でもそのシーンは健在。ただ、周囲から浮いてしまう純の場違い感や独特の空気の読めなさ、そして切なさなどが実写だと表現しきれていなかったし、そもそも実写版だと純は清潔感のある爽やかなイケメンなのでまるで人望がないという有様がいまいちピンと来なかった。

全体的に漫画ほど露悪的ではない一方で、迫力にも欠けていたが、山田孝之のウシジマ君は出しゃばり過ぎず、存在感が弱すぎることもなくといった具合でいい塩梅であったし、地に足がついていてうまく実写映像化したなと思わせるほどの出来ではあった。
                 

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