ひぐらしのなく頃に解 第16話 祭囃し編 其の参  「終わりの始まり」 (アニメ)

                 
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様々な人々の思惑を含んで雛見沢に設立された入江機関=入江診療所。
ダム計画を巡る村人どうしの対立、その矢面に立ってしまった北条家。
沙都子と叔母の不仲の狭間で苦しむ悟史。
行き詰る「雛見沢症候群」の研究。
そして、一年目のバラバラ殺人の発生。
いよいよ“オヤシロさまの祟り”と呼ばれる連続怪死事件が幕を開ける…

雛見沢村でのダム計画を巡り、反対運動が盛り上がりを見せるが、より良い生活のためにダム建設を推進し、立ち退きを受け入れようと主張する北条家を中心にした派閥もあり、双方が激しく対立する。

この北条というのが、沙都子の叔父の兄弟というだけあってどうせ金に目が眩んだだけなのだろうと思わせるに十分なガラの悪い男で、あまり良い印象を抱かせない。これはもちろん制作サイドの狙い通りで、つまり今までのエピソードでは北条が一方的な被害者として描写されていたが、それはミスリードで実際はどうもそうではなく、園崎家を中心とするダム建設反対派にも一定の理があるのではないかと思わせるし、視聴者の立場としてはこの村から離れることを理屈ではなく生理的に嫌がることはごく自然な生存欲求に基づいていることが既に分かっている。

それを伝統などにすり替えて対抗するところはさもありなんといった感じではあるのだが、ダム建設反対自体が実は雛見沢症候群を研究する鷹野にとっても都合が悪いのではないかと考えると、これから鷹野と園崎家を中心としたダム建設反対派の利害が一致して物事がとてつもないおぞましさを伴いながら動いていく可能性もあり、一つ一つのシーンが角度を変えて見てみるとまた違った光景になるところまでを含めて、様々な警句や皮肉が織り交ぜられていて示唆に富む。
                 

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