ソードアート・オンライン #2 ビーター (アニメ)

                 
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デスゲームが開始されてから一ヶ月が過ぎ──2022年12月。
すでに二千人ものプレイヤーが命を落としていた。
βテストでの経験を活かし、キリトは単独で迷宮に挑むが、命懸けの戦いに苦戦を余儀なくされていた。
百層に及ぶ《アインクラッド》の第一層すら突破できぬ中、第一層のボス部屋を発見したという男・ディアベルが、プレイヤーたちに呼びかけてボス攻略会議を開催。
会議に参加したキリトは、あるソロプレイヤーとパーティーを組む。

ゲームが開始されて1ヶ月、βテストでの経験を活かして先行ダッシュこそ成功したキリトだったが、まだ第一層のクリアにすら至っていなかった。ある日、ディアベルというプレイヤーによる呼びかけでボス攻略会議が開かれ、キリトは複数パーティーの協力(レイド)によるボス撃破プロジェクトに参加することになる。

6人一組でパーティー作る過程であぶれてしまう学校あるあるネタでいじられたキリトは、仕方なく自分と同じぼっちプレイヤーのアスナとコンビを組むことになる。このアスナが実は美少女だったというのが如何にもライトノベルであるとか深夜アニメのようだと思わせる一方で、実際のオンラインゲームにありがちなキャラは美少女だけど中身は男というケースを裏切っていて面白い。勿論、アスナは男性作者が作り出した女性アバターに過ぎないという見方も出来るし、リアルな姿が映し出されるという設定自体がミスリードでアスナは実は女ではないか、醜い容姿をしている可能性もあるのだが、それを踏まえても己が英雄になれる可能性を秘めたネトゲの世界で魅力的な異性に出会えることの夢と感動が世界に確かな彩を与えていた。

ボス戦では、それまで皆のリーダーとして紳士的に振る舞っていたディアベルが最後の最後に撃破ボーナスによるレアアイテム欲しさから抜け駆けしようとして返り討ちにされてしまう。そんなことをしておきながらも開き直らずに死んで消えるその直前まで抜け駆け以外では紳士的な態度を貫くディアベルの姿から、それほどまでに人を惑わすレアアイテムの魔性の魅力がよく伝わってきたし、元ネトゲプレイヤーとしても感情移入できるシーンであった。また、完璧な人間に見えても人はどこかに必ず欠点があり、欲求に抗えない部分を持つ生き物であるという教訓じみたメッセージにもなっているし、完璧な人間を装おうとしたネトゲプレイヤーのディアベルが抱えていたコンプレックスにまで想像を馳せると哀愁が漂う。

エピソードタイトルとなっているビーターとは作中で時々やり玉に挙げられるβテストプレイヤーのことで、他のプレイヤーに比べて多くの情報を持っていることを利用して様々な恩恵を受けているのはチートのようでずるいという妬みとノブレス・オブリージュを果たせという主張が主人公にもぶつけられ、今回のエピソードではその批判を巧く利用して主人公が孤高の道を選ぶことのもっともらしい理由付けにされていた。
                 

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