名探偵コナン ベイカー街の亡霊 (映画)

                 
劇場版 名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊【Blu-ray Disc】劇場版 名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊
夢か幻か!? 歴史の迷宮に隠された真実をつかめ!
シャーロック・ホームズが活躍した100年前のロンドンにコナンたちが迷い込む!? 世界最高・仮想体感ゲーム[ノアズ・アーク]に挑むコナン!

2002年の日本のアニメ映画。劇場版名探偵コナン第6作。

仮想体感ゲーム機「コクーン」によってバーチャル世界の中に突入し、100年前のロンドンでジャック・ザ・リッパー(切り裂きジャック)による凶行にコナンたちが挑む。

バーチャル世界という設定を活かしてか、少年探偵団を含む多くの子どもたちが次々と死んでいくが、その死がバーチャルとはいえあまりに軽く、平然と受け入れられている。その中で、今までコナンがどんなことがあっても守り抜いてきた蘭までもが死んでしまう際にはさすがのコナンも心が折れそうになるシーンはそのギャップとそれを演出する仕掛けに趣を感じたものの、日本を背負って立つことが期待されている政治家などのエリートの息子や娘達がゲームの中で共同生活や死を体験することで性根が叩き直されていくという帰結に至るところはゲームで社会性が養われるというゲームの効能をアピールするメッセージを発していると同時にゲームの危険性をも示唆しているようであった。

切り裂きジャックの末裔であるという事実が知れ渡るのを恐れるあまりに殺人に至った犯人とゲームの中で友情や慈愛の精神を育んだ世襲の子ども達とのコントラストが残酷で、そもそも世襲制を批判しておきながら、雰囲気満点のロンドンでスリリングに展開される凶行と現実世界での殺人事件、それぞれ解決してみせるのがコナンと工藤優作になっているというのだから、なんとも皮肉めいていて哀愁を誘う。
                 

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