響け!ユーフォニアム2 第四回 めざめるオーボエ (アニメ)

                 
全画面キャプチャ 20161027 84106
合宿が終わり、関西大会本番が刻一刻と近付いていたある日。
演奏順も決まり、以前にもまして練習に熱がこもる北宇治高校吹奏楽部に大事件が起こる。
そして、それはあすかが危惧していたことで……。

希美は自分のことを苦手にされているとは露も知らず、良かれと思ってみぞれのもとへエールを送りに向かうが、希美の顔を見たみぞれは取り乱してしまい、部に混乱を招く結果となってしまう。

実は、みぞれが希美に対して抱いているコンプレックスというのは自分にとって友達は希美一人しかおらず、吹奏楽を始めたのも吹奏楽部に希美が誘ってくれたからだったというのに、希美にとってのみぞれの存在はワンオブゼムでしかないという非対称性と、部を辞める時に自分に声をかけてくれなかった現実であり、それらに対する悩みやショックをずっと引き摺っていたということがみぞれ自身の告白によって明らかになる。

最終的には希美とみぞれは和解を果たしているのだが、些細な行き違いから蓄積し続けた負のエネルギーも、些細なことをきっかけにしてあっけなく収束できるというのは青春ドラマらしい見ている者を勇気づけるようなメッセージが込められていたように思う。

みぞれが希美に依存し過ぎているように映るのも、コミュニケーションがうまくいかない人間にありがちな執着心の発露や、孤立することを過剰に恐れがちなティーンエイジャーの脆さをステレオタイプな「女性」という属性にまで波及させながら描写されていると考えれば納得できる範囲ではある。

しかし、丸く収まったからいいものの、そうでなければ無神経と罵られ、吹奏楽部との関係も更に悪化していたであろう希美の行動はもう少し制作サイドが配慮しても良かったのではとメタ視点で却って同情を誘うが、一方で感情の篭もらない醒めた演奏しか出来ないみぞれの覚醒には希美の復帰しかないという強引な展開になっていないのもまた一視聴者としてはほっと胸を撫で下ろすのであった。ただ、大会が終わって今の3年生が引退したら希美の復部も認められそうで、そうなったらそうなったでまた揉めそうな気がするが、その時は希美が実力で北宇治の吹奏楽部に必要な存在だと認めさせてくれることだろう。麗奈が香織を押しのけて実力でソロパートを獲得したように。
                 

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