メガ・ピラニア (映画)

                 
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ベネズエラのオリノコ川にて、休暇中の米国大使が行方不明となった。国務長官の命令によって特殊部隊員のフィッチが、調査のために現地へと向かう。そこで遺伝子学の研究をしているサラから、事件の原因は実験によって生態が変化したピラニアの群れによるものだと告げられる。川での調査を進めるフィッチは、巨大化し宙を舞う、凶暴なピラニアを目撃し……

2010年のアメリカ映画。

ベネズエラのオリノコ川で米国大使が行方不明となる。テロを疑った国務長官の命令により現地に派遣された特殊部隊委員のフィッチがそこで見たものは遺伝子操作されたピラニア達の群れだった。という話で、巨大化したピラニアが次々に襲い掛かるシュールなアクション映画になっている。

クライマックスこそアメリカの底力と一人の英雄の活躍によって巨大ピラニアの襲撃という危機を乗り越えてみせるベタなアメリカ万歳的作品にきっちりと仕上げられているように映るが、そもそもピラニア巨大化の原因を作ったのはアメリカ自身であるし、自分たちが作り出したピラニアで他国に迷惑をかけて右往左往しつつ闇雲に軍事力で解決を図ろうとするが、為す術なくついには自分たちが喰われてしまいそうになるというのは何とも風刺が効いており、スターシップ・トゥルーパーズ的なアメリカの愛国心への批判が加えられていた。その視点で見ると、ベネズエラの反米的スタンスを茶化しながら、ピラニアよりもどちらかといえばベネズエラ軍との戦いを繰り広げているシーンが多いぐらいなのもアメリカの一人相撲をより鮮明にする意図があるのだろう。

全体的にチープで良い出来とは云えない中、主演のポール・ローガンは頑張っていて、ハリウッドの大作アクション映画に主演する俳優にありそうな雰囲気だけは出せていたと思う。それだけに余計に皮肉が効いているとも云える。
                 

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