響け!ユーフォニアム2 第十回 ほうかごオブリガード (アニメ)

                 
ほうかごオブリガード
滝が定めた、あすか復帰の期限が刻一刻と迫っていた。誰よりも全国大会に出たいはずなのに、あすかはそれを決して認めない。諦めようと自分に言い聞かせるようなあすかに姉・麻美子を重ねた久美子は……。

お互い実は相手のことが羨ましかったと話し合って姉との和解を済ますと今度は足早にあすかへ移り、久美子の情熱が物分りの良い振りをして孤立の道を往くあすかを再び吹部に戻すという強引なまとめ方がされている。

久美子の事情を露も知らないあすかが初めは周囲の声を勝手に代弁するかのような綺麗事を突きつける久美子のお節介を振り払うように拒絶していたのに、結局はあっけなく説得されてしまうシーンには尺の都合だとしても、もう少し拘りや溜めを演出して欲しかったは思う。

とはいえ、あすかの部に戻りたいという気持ちを久美子が捉えたものの正体は何だったのか、晴香と香織にはなかった自分を特別視しない姿勢や戻ってきて欲しいという素直な言葉などがあすかの抱えている氷のような深刻さを溶かしたり、あるいは久美子の抱える深刻さが共鳴を齎したのたのだろうか、などと考えさせられる余地は存在していたし、あすかのパートには吹奏楽を止めてしまった姉の後悔などを繋げられており、久美子がそうであって欲しい姉としての姿があすかに投影されている演出についても、含みを感じさせる。
                 

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