ソードアート・オンライン #18 世界樹へ (アニメ)

                 
ソードアート・オンライン #18 世界樹へ
リーファは、《アルヴヘイム》の中央にそびえたつ《世界樹》までキリトを案内することに。ところが、スイルベーンを旅立とうとする一行の前にリーファのパーティーメンバー・シグルドが立ちはだかる。キリトを貶め、自分を束縛しようとするシグルドに嫌気がさしたリーファは、キリトが自分の新しいパートナーだと宣言する。一方、《世界樹》の頂上に囚われたアスナは、キリトの生死もわからぬまま不安と恐怖に耐えていたが……。

世界樹を目指してリーファ(直葉)と共に旅立とうとするキリトの前に、リーファをパーティの固定メンバーに重用していたシグルドという男が立ちはだかる。リーファに対するシグルドの束縛をネトゲにおける負の側面として演出するが、この展開もSAOで既にやっており、どうしても焼き直しという印象が拭えない。

このアニメは悪役をキザで自己愛の強い男にデフォルメさせ、とことん悪く描写する傾向にあるが、視聴者側からシグルドを擁護すると、MMOに於いてギルドや固定メンバーによるパーティでの攻略が必須なレベルで有利に働くようなデザインは珍しくなく、従って、前途有望なプレイヤーを自分たちのチームにスカウトし、贔屓しながら他者の育成に手間暇をかけていく作業が有効となる。

その過程でシグルドにリーファへの下心があることも含めてムラ的なコミュニティが形成されてしまうのはやむを得ない部分があり、恐らくリーファもシグルドに相当目をかけられていて、様々な恩恵を享受していたのだろうと考えると、いきなりリーファがパーティを抜けると言い出し、しかもその理由が突如現れた得体の知れない男を新たなパートナーに選んだからでは、シグルドが怒る気持ちも無理はないと云えるのではないだろうか。

これをネトゲあるある話として用いながら、一方では現実社会のメタファーや風刺としても機能させているのは流石だが、どこまでもスマートで、ソロ(フリーランス)としてやっていきながら肝心なところでは可愛い女の子達に手助けしてもらえるキリトの存在の方が視聴者には却って不自然で怪しい者に映り、シグルドの方がよりリアルな人間に近く見えてしまう部分が多くある。理想のプレイヤーとしてのキリトが、現実のプレイヤーに近いシグルドを貶めるような構成になっているのがどうしても引っかかるのだ。

リーファが兄と気づかずにキリトに惹かれていく様については、リーファの新たな恋を応援しているようでもあり、残酷な結末を見せたいという悪戯心のようでもあった。自分に恋心を抱く同じ中学の同級生の存在をどういう扱いにしてどのような展開に導くか期待もあるものの、胸(おっぱい)がやたら強調されたビジュアルといい、SAOの時のアスナに比べると如何にもラブコメ漫画のサブヒロインにありがちな汚れ役を引き受けていて、肌を露出するだけして本命に捨てられる未来が目に浮かび、何とも言えない気持ちにさせられる。
                 

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