おんな城主 直虎 第1回「井伊谷の少女」 (ドラマ)

                 
おんな城主 直虎 第1回「井伊谷の少女」
のちに井伊直虎(柴咲コウ)と名乗って戦国の世を生き抜くことになる少女・おとわ(新井美羽)は、井伊家当主の父・直盛(杉本哲太)と母・千賀(財前直見)のもと幸せな日々を過ごしていた。ある日、おとわに亀之丞(藤本哉汰)との縁談話が舞い込む。当主の座を継ぐつもりだったおとわは最初戸惑うが、やがて当主の妻として井伊家を支えていこうと心に決める。そんな折、亀之丞の父・直満(宇梶剛士)に謀反の疑いがかけられる。

大河ドラマではお約束、主人公の幼少時代からスタート。幼い頃から既に女の身でありながら男として井伊家の当主になるつもり満々で張り切っていた少女・おとわであったが、そこに縁談話が舞い込むとショックを受けてしまう。しかし、そこは女の強さの、もしくはドライな部分のアピールか、すぐに切り替えてみせ、今度は妻として家を盛り立てていくことを決心する。女としてではなく、あくまで男として男の世界に乗り込もうとする様が、ありがちなフェミドラマとは少し違う、子どもの浅はかな夢と重ねられながらも硬質なフェミニズムを貫いており、女の世界の嫌らしさを切り捨てられる孤高さや逞しさを期待させる爽やかさが演出されていたように思う。

そこを中和してフォローするかのように挿入される男2人に想いを寄せられていく三角関係のラブコメチックな展開も含めて、肉付けをしていくドラマに奥行きがなく、練り込みの甘いものであったのは残念であったものの、少女1人と少年2人を中心にした子どもたちが必死に背伸びをしてみせながら向き合っていく大人(男)の世界という視点は、子どもだけでなく大人に対しても皮肉的な滑稽さを齎していて、なかなか興味深かった。
                 

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