迷宮クロスブラッドプレイ日記 コード003「地下鉄エクス線の攻防!」

                 


ポイントその1。このゲームにはレベルキャップが細かい区切りで設定されていて、キャップ開放のためだけにクエストをこなさなければならない。一番初期の状態でレベル3でキャップが設定されている。

ポイントその2。鉄道オタクは現在、オタクの中で最底辺とされ、虐げられているが、その中でも撮り鉄と葬式鉄がやばいらしい。

ポイントその3。声優オタクとアニメオタクは、アイドルやタレントが声優をすることを忌み嫌う。



というわけで、俺達は地下鉄エクス線にやってきた。どうもこの地下鉄がアビス化した空間になっていて、その中にいるモンスターを倒すことで俺達がもっと強くなるのが政府に認められるらしい。なんて世界だ。これがディストピアか。



はっきりいうが、レベル3のキャップを開放するためにレベル3では戦力的に辛いダンジョンに潜入しなければならない点に俺は怒りを覚えている。この国は人の命を大事しない。

俺も全く同感だ。目の前のモンスター言う。お前は、オタクか……? 変わり果てた姿の俺をお前はオタクと呼んでくれるのか? なんとなくだが、そういうのは臭いでわかるんだ。お前は本物で友だ、なにが望みなんだ。レベルキャップを開放したい。……わかった。モンスターが両手を挙げる。俺は鉄道と共に死にたい、殺ってくれ。俺は目の前のモンスター、いや、鉄道オタクに銃口を向ける。

待て。違うモンスターが現れて叫ぶ。騙されるな、こいつは政府側の人間で、この国をTPPに参加させて同人誌撲滅を企んでいる。鉄道オタクが首を振る。やめろ、アニオタ、俺達は生きていてはいけないんだ。お前がオタクだっていうなら、アニメーターが韓国やピンハネテレビ局のせいでどれだけ苦しい生活を強いられているか、AKBやお笑い芸人のせいでどれだけの声優が仕事を奪われているか、語ってみせろ。

アニメオタクを鉄道オタクが押さえる。さあ、早く、撃つんだ。ふざけるな、俺はまだ死なねえ、生きて心にぐっとくるようなこと歌ってくれる奈々ちゃんをもっとネットで拡散するんだ。鉄道オタクがアニメオタクを殴る。吹いてんじゃねえ、俺はあずにゃんは好きだが、あずにゃんファンは嫌いなんだよ。

そこからオタク同士の凄惨な殺し合いが始まった。なんて惨いの……。ナリカが呟く。俺は涙を流していた。



レベルキャップの開放に成功した俺達は、後日、調子に乗って御門遂道に潜入したが、ケロビムという巨大なカエルに壊滅させられてしまう。薄れゆく記憶の中で、鉄オタが話しかけてくる。なあ、ネトウヨがレッテル貼りじゃなかったら、信頼のアニメアイコンもレッテルじゃないよな? 俺の意識はそこで途切れた。

                 

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