大長編ドラえもん VOL.1 のび太の恐竜 (漫画 藤子・F・不二雄)

                 
大長編ドラえもん (Vol.1) のび太の恐竜 (てんとう虫コミックス)
大長編ドラえもん (Vol.1) のび太の恐竜 (てんとう虫コミックス)
ドラえもんたち五人が活躍する愛と友情がいっぱいの大冒険物語。のび太が偶然発見した化石の卵から、小さな恐竜が生まれた!! 名まえはピー助。とてものび太になついたが、ピー助のことも考え、のび太とドラえもんは、ピー助の仲間がたくさんいた時代、約一億年前の白亜紀にピー助を帰すことにした。途中、謎の黒い男が現れ、ピー助をうばおうとするが、なんとか切りぬけ、ピー助を仲間たちのいる海に帰すことができた。しかし、数日後、のび太とドラえもんは謎の黒い男におそわれたときの銃撃によるタイムマシンの故障で、仲間たちが存在しない別の海にピー助を帰してしまったことを知る。二人はしずちゃん、スネ夫、ジャイアンたちといっしょに、故障中のタイムマシンに乗りこみ、ピー助のもとへと急行した!! はたして、のび太たちはピー助に会えるのか? そして、謎の黒い男の正体は? 大長編ドラえもんシリーズの記念すべき第1作!!

(引用 amazon 大長編ドラえもん (Vol.1) のび太の恐竜 (てんとう虫コミックス)

子どもの頃、コロコロコミックを購読していて、大長編ドラえもんの連載が始まるのが楽しみでした。映画館にドラえもんを観に行くのが無理で、いつも映画がテレビ放送されてようやく見ることが出来ていた自分にとって、ドラえもんの最新映画の内容を、映画が始まる頃にはどういうものか漫画で読んで知ることが出来るんですから、多くの人が知り得た情報であるそれを、自分だけが知っている秘密の宝物のように大事に抱えていたものでした。

1980年上映の映画に合わせて連載されたという『のび太の恐竜』は、僕はリアルタイムでは読んでいませんが、恐竜のピー助とのび太との別れのシーンはテレビのバラエティ番組のアニメ感動シーン特集で何度も見ていたので、それほどギャップを感じさせない作品でもありました。

展開がやや強引で、構成の荒さ、荒唐無稽なシーンを見せるところもあるものの、古代の恐竜というロマンに導かれながら、やがて自然の厳しさと同じ人間である恐竜ハンターに立ち向かうことになる少年少女たちの冒険活劇は、力点が人間同士の争いよりも、少年少女達の友情と過酷なサバイバル生活を映えさせることに置かれていて、素朴に人間の欲望を肯定しながらも、そこに痛烈な批判と希望が加えられており、感動的で味わい深い作品でした。
ピー助との別れのシーンよりも、のび太達が生き残ることができたというのが素晴らしく感動的であるぐらい、タイムマシンが壊れ、タケコプターの使用が制限される中、古代で絶望に覆われながらも希望を求めてサバイブしながら前へ進んで行くシーンがスリリングで迫力に溢れていました。
                 

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