はたらく魔王さま! 第1話 魔王、笹塚に立つ (アニメ)

                 
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大海イグノラに浮かぶ聖十字大陸エンテ・イスラ。
闇の生き物たちの王道楽土を建設するべく、アドラメレク、ルシフェル、アルシエル、マラコーダ、4人の悪魔大元帥を従えて人間世界に侵攻していく魔王サタン。
だがそこに聖剣を手にしたひとりの勇者が現れた。
勇者に追い詰められた魔王は、必ずこの場所に戻ってくると言い残し、アルシエルと共に異世界へのゲートに飛び込むが、その先で見たものは、人間になった己の姿と新宿副都心の摩天楼だった。

勇者に追い詰められた魔王とその部下が異世界(地球の日本)に飛び、郷に入れば郷に従えで戸惑いながらも現代日本の一庶民として生活を送る。
魔王は元の世界に戻れることを信じながら、今日もアルバイトをして日銭を稼ぐ。

設定だけなぞると魔王を主人公に持ってきたブラックさも含めて今日のサブカルチャー界隈ではそれほど珍しいものではないのだが、異世界の魔王様、あるいは高貴な身分の者が資本主義と民主主義の社会に抱き込まれて懐柔させられ、そこにすっかり馴染むことで軟化し、立派に「庶民」として生活している点をコメディにしているのがカリカチュアとしてよく描けていて面白かった。

魔王を務めていた存在が背景にあるからこそ自然と納得できるその爽やかさと有能ぶりが光るアニメライクな熱血的主人公像も平凡ながらも説得力があって良かったと思ったし、コメディのテイストもメリハリがついており、くどさがなく、旨味が凝縮された密度の濃い1話が完成されていたと思う。とりあえず掴みはOKだったのではないだろうか。

ただ、今回は魔王(真奥貞夫)とその部下アルシエル(芦屋四郎)の、世界と自分たちの存在との関係性に対する戸惑いと掛け合い漫才のようなやりとりがメインだったが、中盤の時点でもう既に主人公たちは庶民としての生活に馴染みきってしまったので、これからどう話を展開させていくのか。
まだあまり女性キャラクターが前面に出てきていなかったが、どうも勇者エミリアは女性で、同じく日本に飛んできた彼女とのドタバタ劇こそが本作のウリであるようなので、次回以降、ベタなハーレムアニメの路線に舵を切られていくかもしれないが、その時、どうなるか、真価が問われるだろう。
                 

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