大正野球娘。 第5話 「花や蝶やと駆ける日々」 (アニメ)

                 
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呉服屋の娘・宗谷雪が、自宅の蔵の中で眠っていた運動着を持ってきた。
早速みんなで着込んでさあ練習!ところが、記子が抜けて8人となったため、アンナは当分人数が揃うまで、野球の練習よりも本格的な基礎トレーニングに切り替えた。
だが、予想以上の厳しい練習に、みんな根を上げてしまう。
早く9人目を探そうとあせる小梅たち。乃枝が戦術的観点から足の速い「切り込み隊長」を探そうと提案する。
情報通の記子に聞くと「足の早い人を探すなら陸上部に行けば」と言われ、晶子・小梅・乃枝の3人はさっそく陸上部の練習を見に行くことに。

新生櫻花會が始動する。まずは呉服屋の雪によってチームのメンバーに運動着(ユニフォーム)が配られる。そういえば、朝香中学との練習試合ではセーラー服や和装で野球をしていた。これが運動着になるのだから、それだけでもすごい進歩のように思えてしまうマジックがこの『大正野球娘。』の面白いところだと思う。

メンバーが8人という理由でアンナ先生から基礎トレーニングに専念させられ、ひたすらランニングなどの単調で厳しい練習に耐えかねた小梅達は、早く本格的な野球の練習に移るために、なんとか9人目のメンバーを揃えようとする。
ここで今回からの新キャラクターが登場し、櫻花會の新戦力として陸上部の菊坂胡蝶という塁間距離程度の短距離なら抜群の速さを誇るスペシャリストタイプの子が加わることになる。
何とか9人になった新生櫻花會、これで本格的に野球の練習かと思いきや、まだまだ櫻花會のメンバーは体力不足なので暫くは基礎トレーニングを言い渡されるという素敵なオチがつけられる。

それまで本格的な運動系の活動とはほとんど無縁だった者もいる櫻花會。野球というゲームをする準備段階としてひたすら面白くもない走りこみをさせられる過程で、暗く深刻にならない程度にメンバーの複雑な表情が読み取れるようになっており、行間に考えさせられるものがあったのが面白い回だった。
今後どうなるかわからないが、今回については、補欠の存在しない、メンバー一人が欠けたら終わりの誰もがレギュラーとして「必要とされる、必要としてくれる」櫻花會だからこそ乗り越えられたというメッセージが穏やかに表現されていて微笑ましかった。このあたりは友情物語として描かれながら、女性の社会進出云々のテーマと櫻花會における女子達の自己実現への強い思いもうまく重ねられている。

なお、小梅についてはやはり両親にはまだ野球をやっているとは内緒にしているようだ。どうも、それを使って話の展開に彩りが加えていくとアナウンスされたシーンがあったが、当初に自分が思っていたほどには両親の存在が小梅が野球をするにあたっての大きな障害として立ち塞がることはないのかもしれない。スポ根青春コメディの明るい方向に向かっていったので、今後は男子と向き合っての戦いというよりも、野球というスポーツでありチームワークに向き合う展開になるのではないかと感じた。
                 

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