俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第5話「俺の妹の親友がこんなに××なわけがない」 (アニメ)

                 
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楽しかった夏コミの帰り道。そこで偶然であったのは、桐乃の親友・新垣あやせだった。黒猫と沙織・バジーナの機転にも関わらず、動揺のあまり桐乃は、あらぬことを口走ってしまう。その場を立ち去ろうとする桐乃と京介だが、あやせの追及は鋭い。押し問答を繰り返すうちに…

あやせも絶対オタクだと思ったのだけど、正解は、あやせはオタクどころかオタク嫌い、だった。グラビアの撮影でビッグサイト近くに来てたんだとか。このあたりのありえなさそうな設定を桐乃の非日常としてのコミケと重ね、日常にスライドさせてオーバーに反映させているのが今回の話だった。

桐乃は隠していた趣味があやせにばれてしまい、それを嫌悪するあやせとの関係が気まずいものになってしまう。それを何とかしようとする主人公。って、3話とパターンが似ているなあ。

流れとしては、あやせというキャラであり、彼女が代表する「一般の人」についてよりも、そういう人に対して偏見を植え付けるメディアに対しての憎悪を感じさせるものになっていたが、ポルノに対しての後ろめたさに対しては素直にオタク側が認めている一方で、男性向けポルノを女性に理解してもらうことの難しさと同時に、あやせを潔癖な物分かりの悪い人間に演出し続け、それがあやせの誤解を解こうと対話を試み、偏見を「正しい情報」で説き伏せようとする主人公の姿勢との非対称で以って綴られてしまっており、あくまで自分達が被害者であるというポジションへのオタクの強い執着が、どうにも話を雑でバランスの悪いものにしていた。

押し出されたテーマに崩されたストーリーをキャラクターで継ぎ接ぎした結果、主人公と桐乃の魅力がスポイルされてしまっているのだ。
見ない自由を主張するために見るという選択を取らされ、オタク趣味こそが真の豊かな内面で、眉目秀麗やスポーツ万能・成績優秀・友達いっぱいといったものの方が記号に過ぎないというこの世界における「現実」を受け入れることに抵抗し続けるあやせの姿こそが、むしろロックな意味での「オタク」に映り、皮肉にも調子に乗ったオタクはつまらないということが表れていたように思う。
                 

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