Free! 2Fr 追憶のディスタンス! (アニメ)

                 
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遙と凛の一歩も譲らない勝負を、固唾を呑んで見守る真琴と渚。どこか以前とは変わった様子の凛に違和感を覚える。
そんな中、凛の妹・江の協力も得て、渚は「水泳部を作ろう」と奔走する。

凛と勝負をした遥。軍配は凛に上がったが、敗者の遥が満足したのに対して凛は不満が残る。後日、凛の妹の江から凛が鮫柄学園の水泳部に入っていないことを聞かされた遥達は、岩鳶高校に水泳部を作り、再び凛と対戦するための態勢を整えることで、凛に水泳に対しての情熱を取り戻してもらおうという渚の提案を受け入れて実行に移す。

主人公の遥のフリーでしか泳がないというポリシーが象徴するような自由を愛するのほほんとした性格を守りつつ、物語を熱く盛り上げるために距離が離れたところにいる凛にコンプレックスなどややこしいことを押し付けているのが気になった。水泳部の顧問になった「あまちゃん先生」からもわかるように『けいおん』をインスパイアしている一方で、ほのぼの青春という光の裏にコンプレックスにまみれたどろどろの十代という闇を別キャラ別高校に置くことで、トーンの違いやシリアスな感じを演出しているのが興味深いところだった。少年漫画のバトルものではありそうな設定と展開とはいえ、遥、真琴、渚、そして江が高校生活の中で距離を近づけて絆を深めていくほど、泳ぐことでしか存在を証明できない凛というキャラクターが切ないものとして浮いてくる。

江が水泳部の男達の裸(上半身)を見て顔を赤らめるところはメタ的に女性視聴者と重ねた表現のようでもありながら、兄の凛と同じくあからさまにこの物語の世界(男性)を盛り上げるために都合の良い存在(女性)として動きまわるという面倒な役どころを自ら積極的にこなすというキャラクターは、どちらかといえば女性視聴者そのものよりも男性視聴者向けの「要素」なのだろうなと感じた。

このアニメは主人公を始めとした女っぽい男達に振り回される松岡兄妹(凛と江)の物語なのかもしれない……。そして、そんな女っぽい男達がジュニアアイドルのように良く脱いで水着姿が消費されるアニメだ。
                 

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